正司歌江さん死去　老衰で94歳　漫才トリオ「かしまし娘」で一時代築く　妹2人が追悼

[ 2024年1月24日 14:19 ]

　漫才トリオ「かしまし娘」で一時代を築いた正司歌江さんが19日、死去した。94歳。北海道出身。ワハハ本舗が24日、発表した。関係者によると、大阪府内の自宅で老衰のため、息を引き取った。近年は体調を崩し、約2年前から寝たきりで療養していたという。

　妹の照枝（90）、花江（87）とともに1956年から「かしまし娘」として本格的に活動し、三味線を担当。3人で楽器を奏でながら「うちら陽気なかしまし娘～」と歌って登場するのが定番だった。照枝は「『これでおしまい　かしまし娘～』です。穏やかな最期だったようですが、いまはただ悲しい」と悼み、花江は「面倒見のよい芸達者な姉でした。歌江姉ちゃん　ありがとう」と感謝を口にし、別れをしのんだ。

　事務所発表のコメントは以下の通り。

弊社所属の女優　正司歌江が、令和6年1月19日（金）、94歳で逝去いたしました。

皆様におかれましては、これまで正司歌江を温かく見守ってくださいましたこと、心よりお礼申し上げます。

本当にありがとうございます。

1929年生まれ、北海道出身。妹の照枝、花江と「かしまし娘」を結成。56年から本格的に活動を開始。流行歌や浪曲を取り入れた音曲漫才で人気を博す。ギターや三味線を弾きながら、♪うちら陽気なかしまし娘♪のテーマソングと共に、老若男女を問わず全国的に親しまれ、不動の人気を得ました。

2009年、80才の時にワハハ本舗に所属以降も、生涯現役を掲げ、ドラマ映画バラエティ等々、活発的に活動を続け、ワハハ本舗全体公演でも元気な姿を見せておりましたが、とても残念でなりません。

葬儀、告別式に関しましては、ご遺族のご意向にてご親族のみで執り行わせて頂きました。

故人への生前のご厚誼に深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

ワハハ本舗株式会社