石黒賢 伝説的名作「振り返れば奴がいる」秘話 織田裕二との関係「織田君も僕も若かったので…」

[ 2023年12月28日 21:26 ]

石黒賢
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 俳優の石黒賢(57)が28日までに公開されたYouTubeチャンネル「ホイチョイ的映画生活~この一本~」にゲスト出演。伝説的な人気を誇ったドラマの秘話を明かした。

 同チャンネルは、80年代に大ブームを巻き起こした映画「私をスキーに連れてって」などを手がけた「ホイチョイ・プロダクションズ」馬場康夫氏がMCを担当。業界のさまざまなゲストとトークを展開している。

 1993年、石黒が織田裕二とともに主演を務めたフジテレビの連続ドラマ「振り返れば奴がいる」が大ヒット。三谷幸喜氏が脚本を手掛け、石黒と織田は対照的な性格の青年医師を演じた。

 「ドクターとかナースのプライベートが出てこないし、病院の外のシーンが全然ない。すごいなあって思いながら本を呼んでた記憶があります」と脚本を読んだ段階で驚いたという。

 織田裕二の悪役ぶりも徹底しており、「やってて面白かった。物語が面白かったのはもちろん大前提ですけれど、見てくださった方が…フジのドラマはどちらかというと女性の方から声を掛けられることが多かった。『振り返れば』をやった時は男連中が観ましたよ、面白いですねって言ってくれたのがすごいうれしかったです」と振り返った。

 主題歌はこちらも大ヒットとなったCHAGE and ASKAの「YAH YAH YAH」。

 同曲にのってコート姿の2人が走るタイトルバックが有名だが、撮影はドラマに先行して行われた。「若松監督が『とりあえず港行くか』って。織田君は黒いコート、自分は白いコートで。朝にじゃあ何する?ってなって。タイトルバックって、今はディレクションする方がいますけど、当時はドラマの監督が作ってたんですよね。それで、どうする?って言ってたら、AP(アシスタントプロデューサー)の方がラジカセを持って駆け込んできて。『できました!主題歌!』って言って、『YAH YAH YAH』のカセットを持ってきてくれたんです。それをかけて、どういう画を作るかってなって。じゃあ、とりあえず2人で波止場を走ってこいと。そこからスタートしたので、とても印象的だった」と明かした。

 ドラマの撮影打ち上げにはチャゲアスが駆けつけて主題歌を披露したといい、「とても盛り上がりました」と懐かしんだ。

 当時は石黒、織田ともに20代。撮影中は「織田君も僕も若かったので、撮影中の4カ月間はプライベートな話を一切したことがなかったんです。口を聞くのはお芝居に関することだけ。仲良くならない方がいい気がしてた。織田君も集中してたし、僕もあいつに負けるもんかと思ってたので。お互いセットの片隅でオペの参考資料なぞって。現場で見ながら、縫合とかもどっちが早く縫えるかムキになってやったりしてましたね」と語った。

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