わいせつ、暴行の意図否定　韓国DJ被害で出頭の2人

DJ　SODAインスタグラム（deejaysoda）から

　音楽イベントで韓国の人気女性DJ「DJ　SODA」の胸などを触ったとして、不同意わいせつと暴行容疑で観客の男女3人が告発された事件で、出頭した男性2人が府警の任意の事情聴取に「結果的に胸辺りに触れてしまった」などと、わいせつや暴行の意図がなかったとの趣旨の説明をしていることが22日、捜査関係者への取材で分かった。

　捜査関係者によると、2人は20歳の男子大学生と20歳の男性アルバイト。知人同士で、21日に府警に出頭した。府警は任意で事情を聴く方針。

　男子大学生は「SODAさんが近くに来て、周囲にいた人と同じように体に触れたい思いで手を伸ばした。胸を触りたい気持ちはなかった」などと説明。男性アルバイトは「ハイタッチしようと手を伸ばしていた。危害を加える気はなく、ファン心理だった」などと話している。

　SODAさんは21日夜、当時の服装を批判する声に対し、X（旧ツイッター）で「服装と性犯罪の被害は関係がない。原因は服装ではなく加害者である」と投稿した。

　イベント主催会社が21日、不同意わいせつと暴行容疑で男女3人を府警に告発した。告発状によると、SODAさんは13日、大阪府泉南市の音楽イベントに出演。パフォーマンス中、3人に胸を触られたり、抱き付かれたりしたとしている。