白鳥みづえさん　2年前に死去　77歳　多発性脳梗塞　田端義夫さんとの「親子舟唄」が大ヒット

1983年、28年ぶりのコンビで、「夫婦舟唄」のレコーディングをした際の白鳥みづえ（左）さんと田端義夫さん
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　戦後、子役として活躍し、田端義夫さんとデュエットして大ヒットした「親子舟唄」などで知られた歌手の白鳥みづえ（しらとり・みづえ、本名坂口瑞江）さんが、2021年9月21日に、栃木県日光市の病院で多発性脳梗塞のため77歳で死去していた。22日、白鳥さんが所属する日本歌手協会が「3回忌を前に判明した」として発表した。　

　コロナ禍のため、葬儀は日光市で近親者のみで執り行われた。

　白鳥さんは中国・上海生まれ。戦後、引き揚げ5歳の時に福岡県小倉で開かれたNHKのど自慢大会で3位に入賞。その後米軍キャンプなどを回り、日劇小劇場にも出演。

　1951年（昭26）に大映映画「母月夜」で映画デビュー。「母波」「母千鳥」「母人形」など同社の母物映画に数多く出演した。同年には「母月夜」の映画主題歌「黒いひとみ」で歌手としてもデビュー。10歳だった55年（昭30）には、田端さんと歌った「親子舟唄」を大ヒットさせた。