小泉今日子 80年代アイドルはつらいよ!?「メイクも髪も自分」「この間これ着たから、次は…」

[ 2023年4月17日 22:57 ]

女優の小泉今日子
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 女優で歌手の小泉今日子(57)が17日、ニッポン放送「小泉今日子のオールナイトニッポンPremium」(後7・00)に出演し、アイドル時代の苦労話を語った。

 1980年代をともにアイドルとして過ごした、女優の芳本美代子(54)をゲストに迎え、当時の思い出に花を咲かせた。公開録音などのイベントによく行っていたというリスナーからメールが届くと、小泉は「サインいっぱい書いて、握手いっぱいして…」と振り返った。

 芳本が「サイン、どうにかならないか?というくらい書きましたね」と続くと、小泉も家に無地の色紙が大量に届いた思い出を語った。1パック500枚ほど入った色紙が届き、「家に4つくらいドンと置かれて、“週末に使うから”って」。必死になって書いていると、「インクのにおいで、ホワ~ってなっちゃうくらいの。苦労してたんですの」と、インクのにおいで頭がぼーっとした経験も告白した。

 衣装もスタッフではなく、自分たちの手持ちだったという。「アイロンとかも、人によっては女の人が付き人というかマネジャーが付いていて、その人がやってくれていたけど、私たちとかは自分でやらなきゃいけない」。さらに「クルクルのドライヤーとスチームのアイロンと。絶対、必需品だよね?」と芳本と確認し合った

 当時はメイクやスタイリングも、一任されていたという。「メイクも自分でやってたし、髪も自分でセットして、アイロンして…。ストッキングの補充とか自分でね」。事務所スタッフは男性だったようで、「特に女性アイドルは男性マネジャーが(楽屋に)入れるわけじゃないから、全部自分でやってるの」とも明かした。

 曲を出すごとに、事務所が曲衣装を作ってくれていたという。しかし、その管理も自分たちの役割。「2着とか3着を会社が作ってくれて、それを自分で管理して。自分で考えるんだよね。“この間の生放送でこれ着たから、次はこっちにしよう”とかね。ちゃんと労働だったよね」。セルフマネジメントの側面を担っていたことも打ち明けた。

 そんな中で救われたのは、ファンの愛情だったという。「ファンの方が衣装のケースを作ってくれたり、似顔絵とか名前が書いてあったり。あんな大変な思いで作ってくれたとか」と感謝していた。

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2023年4月17日のニュース