BUMP OF CHICKENがテレビ生演奏めぐり議論 藤原「泣くヤツも…そのくらい大事件だった」

[ 2023年4月17日 13:35 ]

BUMP OF CHICKENの(左から)藤原基央、升秀夫、直井由文、増川弘明(バンドの公式インスタグラムbumpofchikenofficialより)

 ロックバンド「BUMP OF CHICKEN」が16日深夜放送のABC・テレ朝系「関ジャム 完全燃SHOW」でインタビューに応じ、過去の“大事件”について語った。

 テレビ露出がほとんどない同バンド。2014年7月のテレビ朝日「ミュージックステーション」で、地上波初の生演奏「ray」を披露した。この決断について、ボーカル・藤原基央は「自分たち発信ではなく、曲が僕たちの前に持って来たドアだったのかな。そのドアは開けなきゃいけない、曲を書いた人は」と表現した。

 そこには大きな葛藤があったという。「人前で演奏することはライブでやってきた。目の前に聴いてくれる人がいて、テレビだとそれがない。それがすごく不安になっちゃって。いちいちそういうとこで、面倒くさく考え込んじゃうバンドだったんですね」と打ち明けた。

 だが、「そうじゃないと出会えない誰かの耳がある」とテレビ出演の重要性は当然分かっていた。「ラーメン屋さんで駆けつけ一杯のビール飲んでる全く興味持ってくれたことのない人が、俺たちに興味持ってくれる瞬間かもしれない。“その人に俺は出会いたいんだよ”って楽曲が言ってるなら、そうしなきゃいけないんですよ、僕たちは」と語った。

 当時、出演をめぐって話し合いがあり、「泣くヤツとかもいたりして…。そのくらい自分たちの中で大事件だった」と振り返った。「“そろそろ僕たちもテレビ出ようか”みたいなことではなかった。rayという楽曲が自然に僕たちの前に示したドアだったんですね。それは開けないと、と。でも簡単には開けられなかったです」と大きな決断だったことを明かした。

続きを表示

2023年4月17日のニュース