「舞いあがれ!」福原遥 NHK制作統括「岩倉舞と混然一体となって進んでいる」

[ 2022年10月22日 08:00 ]

連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、人力飛行機の翼を見る岩倉舞(福原遥)(C)NHK
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 【牧 元一の孤人焦点】NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」に主演する俳優の福原遥(24)が21日放送の第15回から本格的に登場した。

 制作統括の熊野律時チーフプロデューサーはヒロイン・岩倉舞を演じる福原について「とても素直でシンプルでストレートなお芝居をされる印象がある。感情、気持ちが柔らかい感じがする」と話す。

 福原は元々、子役としてデビューし、2009年から出演したNHK・Eテレの子供向け番組「クッキングアイドル マイ!マイ!まいん!」で注目された。11年の連続テレビ小説「おひさま」を見てヒロインを演じた俳優の井上真央にあこがれ、朝ドラのヒロインのオーディションを計4回受けて今作の主役をつかんだ。

 熊野氏は福原の芝居の特徴について「共演者から受け取ったものをダイレクトに感じ、それに対して反応していく印象が強い。意図的な演技、何か計算して組み立てている演技には全く見えない。それは最もシンプルなことのようにも思えるが、役者さんはいろいろ考えがちになるだろうから、実は意外に難しいことだと思う」と指摘する。

 福原自身は以前のインタビューの中で、ヒロイを演じるに当たっての思いとして「ウソをつきたくない。私は特に技術があるわけではないので、等身大で物語の中で生きたい。繊細な気持ち、ちょっとした心の揺れを大事にお芝居をしていきたい」と語っている。自分本位の芝居ではなく、しっかりと共演者と向き合った芝居だからこそ、繊細な表現ができるのかもしれない。

 4月8日にクランクインしてから既に半年以上が経過。24歳という若さを考えると、撮影を続ける中で役者として成長している部分もありそうだ。

 熊野氏は「共演者が素晴らしい方々ばかりなので、本当に毎回いろんな刺激を受けていらっしゃるようだ。朝ドラは撮影期間が長く、基本的にホームドラマなので、特に家族を演じている方々とは本当に家族のような関係性になる。そこから受け取ったものを吸収して福原さんのお芝居はどんどん魅力的になっている。家族以外にも、新しい登場人物たちとの出会いが新しい刺激になって芝居が変わって来ているが、それが本当に舞の成長とリンクしている」と話す。

 朝ドラは脚本、演出の良さもさることながら、ヒロインの魅力が不可欠だ。これから連日、福原が演じる舞を見たくなるかどうかに成否がかかっているとも言える。

 熊野氏は「一緒に作っていて、福原遥さんと岩倉舞が混然一体となって進んでいる感じが面白いと思っている」と話す。

 成長を続けるヒロインへの期待は大きい。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。

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