太田光 旧統一教会の問題で持論「宗教とは何かと、歴史的なことも全部踏まえて考えないと。難しい問題」

[ 2022年8月15日 14:14 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(57)が、14日に放送されたTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1・00)に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題で持論を語った。

 先日発足した第2次岸田内閣では、旧統一教会と関係している大臣が複数人出てきたり、副大臣や政務官を含めると、相当数になる見込みとの報道が相次いだ。世界平和統一家庭連合と国会議員との関わりが自民党議員だけで80人以上判明した中、イベントに宗教色を薄めて呼び込んだり、政治とのつながりを求める旧統一教会側の手口や意図も併せて明らかになってきている。また、野党の中でも、多数の関係を持つ政治家がいることも指摘されている。

 この時事問題に太田は「まあ本当に、これは複雑で難しいなと思う。宗教と政治、あるいは宗教の中でもカルトと一般の宗教と。我々もなかなか今まで考える機会がなかったところで、どこをどう分ければいいのか、自民党の人に限らず、我々もちょっと分かんないな…というね」と、複雑な問題であることを語った。

 日本では政教分離の原則が大前提。だが、太田は「外国と日本の政教分離の違いでも、日本の場合と、外国と比べようがないというか、考え方が違う」と指摘。米国には多くのキリスト教徒がおり、米国大統領が宣誓する際に、聖書の上に手を置く歴史がある。そのことに関しても「例えばドル紙幣の中に“我々は神を信じます”と書いてあったり、外国のものに照らして日本を考えることはできない。ビデオメッセージでトランプさんがやったのは信じられないかもしれないけど、向こうにしてみればキリスト教徒のトランプさんが、日本の霊感商法みないなことを、とアメリカ人が意識しているかと言えば意識していないわけで」と文化の違いを言及した。

 そのうえで「本当にこれ複雑に、根本から宗教とは何かを、歴史的なことも全部踏まえて考えないと。なにか一概に白黒とは(言えない)。難しい問題だよね」と持論を語っていた。

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2022年8月15日のニュース