阿川佐和子さん 自身の交際報道に父の不器用だけど愛ある一言「ありがたい言葉だった」

[ 2022年8月8日 14:36 ]

阿川佐和子さん
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 作家でエッセイストの阿川佐和子さん(68)が、8日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、夫と、15年に死去した父にまつわるエピソードを明かした。

 17年に元大学教授の男性と結婚したが、交際段階で週刊誌に報じられた。「父、入院しているから、報告しなくていいかと思ったら、誰かが報告したんですね。うちの父に」。当時、入院中だった父で作家の故・阿川弘之さんの耳にも、なぜか情報が入ったという。

 ある日、父から電話が。「いつものように“チーズ持って来い”とか、“ワイン持って来い”とか言うのかなと思ったら、“今日は別の話がしたい”と。“付き合っている人がいるらしいが”。いや、きた!と思って」。阿川さんは「独身です!独身」と、まずは交際が不倫でないことを説明したことを明かした。

 さらに阿川さんが「一度、連れて行ってお父さんにごあいさつしようかと思ってたんだけど」と話すと、父からは「来る必要はない。会う気はない」と断られたという。父は当時、親しい人の見舞いも断っていたそうで、阿川さんは「めんどくさい。疲れるというのもあった。ましてや、娘が付き合っている男となんて会ったら、くたくたになるだろうと思ったらしくて」と、父の心境に理解を示した。

 父は阿川さんにこんな質問をしたという。「それで、お前は幸せなのか?」。阿川さんが「まあ、幸せです」と答えたところ、「“お前が幸せならそれでいい”と、ガチャンと電話を切られて」。不器用ながら、娘の幸せを喜ぶ父の短い言葉に、阿川さんは「それはちょっとね、ありがたい言葉だったというか」と感謝していた。

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2022年8月8日のニュース