田中聖容疑者を送検 回復施設ダルク、短期間の再犯「残念ながら珍しくない」「周囲のサポート必要」

[ 2022年7月1日 11:50 ]

警察官に囲まれ柏署から送検される田中聖容疑者(撮影・村上 大輔)
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 千葉県警は1日、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで、アイドルグループ「KAT―TUN」の元メンバー田中聖容疑者(36)を送検した。県警は6月29日午後10時ごろ、柏市のJR柏駅西口付近で現行犯逮捕していた。田中容疑者は名古屋市内のホテルで覚醒剤を所持、使用したとして6月20日に名古屋地裁で覚醒剤取締法違反などの罪で懲役1年8月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を受けたばかり。わずか9日後の逮捕となった。

 田中容疑者は眼鏡をかけた白いマスク姿で、足元はゴムサンダル。うつむいて警察車両に乗り込んだ。

 薬物依存からの回復施設「ダルク」の関係者は「保釈後や裁判後の短期間の再犯は、薬物依存では残念ながら珍しくない」と語った。再発を繰り返すことが依存症の特徴でもあり「依存症は病気という認識が必要」と説明した。「1人の力では難しく、医療やリハビリ施設での対応で薬物との関係を絶たなければならない。家族や周囲のサポートが必要だ」とした。

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