松本伊代“伊代はまだ 16だから”当時を描いた絵画に大喜び 同期のKAORUKOの個展訪問

[ 2022年5月31日 18:34 ]

西武渋谷店で個展「Femina」の取材会を行ったKAORUKO(左)と、絵のモデルとなった松本伊代
Photo By スポニチ

 1980年代に新井薫子名義でアイドル活動し、現在は現代アーティストのKAORUKO(56)が31日、東京・西武渋谷店で6月1日に開幕する個展「Femina」の取材会を行った。高校の同級生の松本伊代(56)の16歳の姿を描いた新作「IYO」を展示。駆けつけた松本も大喜びした。

 「IYO」は縦130センチ、横80センチのアクリル画。デビューシングル「センチメンタル・ジャーニー」のジャケット写真をモデルに、♪伊代はまだ 16だから――の歌詞にちなんだ16歳の松本が描かれた作品。個展の会場に合わせ、渋谷のハチ公前に立つ姿となった。

 松本は絵画の中の自分自身と対面し、「かわいい!すごーい!」と興奮。製作期間は1カ月で、KAORUKOは「特徴的な髪形を描くのが難しかったです」と振り返った。

 2人は小泉今日子(56)、中森明菜(56)らと同期の“花の82年組”の元アイドルで、堀越高校の同級生。KAORUKOは「もし違った人生を送っていたら、ハチ公前で待ち合わせして、遊んだり買い物したりする未来もあったのかなと思って」と説明した。

 KAORUKOは82年に「虹いろの瞳/風のジェラシー」でデビュー。80年代後半にイラストレーターに転身し、昨年まで14年間はニューヨークを拠点に活動。米専門誌で「注目のアーティスト40人」に選ばれたこともある。コロナ禍で日本に帰国し、昨年1月のテレビ番組をきっかけに松本と再会した。

 フェミニズムやジェンダーをテーマに女性を描いており、「伊代ちゃんはアイドルの時も今もすごく輝いていて、テーマにふさわしい人。描かせてほしいとお願いした」と説明。松本は「どんな風に描いてくれるか興味があって、“ぜひ描いて!”と二つ返事でした」と振り返った。

 今作は個展で販売する予定だが、松本は「欲しい!売らないで!」とおねだり。夫のヒロミについても「ほしいって言うと思う」と笑顔。価格は応相談で、関係者によると、百数十万円を予定している。

続きを表示

2022年5月31日のニュース