清原博弁護士 誤送金問題で警察が賭博容疑も視野に「ネットカジノは違法と世間に知らしめることができる」

[ 2022年5月27日 16:26 ]

 国際弁護士の清原博氏が27日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演。山口県阿武町の誤送金問題で、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された田口翔容疑者(24)について、警察が賭博容疑も視野に捜査していることに言及した。

 番組では誤送金された金を「ネットカジノに使った」とされる田口容疑者について、警察が賭博容疑も視野に慎重に捜査をしていると紹介。

 清原氏は「ネットカジノは事実上、野放し状態なんですね。刑法、法律の立場から言いますとネットカジノも賭博であり、犯罪であると。それを今回はっきりさせるべきではないだろうかというわけですよね」と語った。

 そして「確かにネットカジノの運営会社は海外にあって、海外では合法でカジノができるんでしょうが、日本国内からカジノをするのは賭博行為ですから処罰すべき」と断言。「今回、田口容疑者以外にもいろんな人がネットカジノをやっているかもしれない。とりあえず、確実に田口容疑者について証拠を集めることができて、田口容疑者を処罰することができれば、ネットカジノは違法である、犯罪であると世間に知らしめることができると思う。そういう意味で警察は慎重に捜査している」とした。

 さらに、清原氏は過去にネットカジノの利用客が起訴された事案を紹介。「起訴になったものは有罪になって罰金刑になった。ただ、被告人が争わなかったから有罪になった。争ったらどうなるかはまだ分からないんです。今回、田口容疑者が賭博罪を争うとなったら、初めて日本の裁判所でネットカジノが犯罪かはっきるする」とした。

 その上で「私の考えでは原則、日本ではネットカジノは賭博であって、原則に立ち返って犯罪であることは変わりないと思いますので、警察は分かってますから証拠を集めて、田口容疑者を例にして悪いけども見せしめですよね。そういう形で起訴するんじゃないかと私は思います」と仮に賭博容疑で逮捕された場合は、起訴までいくのではと語った。

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2022年5月27日のニュース