「ちむどんどん」制作統括が語る沖縄への思い「朝ドラで沖縄の歴史、文化を伝えたい」

[ 2022年4月12日 06:00 ]

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」は沖縄が舞台。中央は比嘉家の母役の仲間由紀恵
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 11日スタートのNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00)は、沖縄・やんばる地域で育った黒島結菜(25)演じるヒロイン比嘉暢子(のぶこ)が、上京して料理人を目指す物語だ。沖縄返還50周年の節目でもあり、制作統括の小林大児氏は「作品を通じて沖縄の歴史や文化を知ってほしい」と願いを込める。

 自身も入局して最初の4年間を沖縄放送局で過ごしており同地への思い入れは深い。「放送に携わる人間として沖縄とは濃い縁を紡いできた。47都道府県それぞれに違った素晴らしさがあり、物語を通じて舞台となる土地の魅力を発信できるのが朝ドラの醍醐味(だいごみ)」と語った。

 次女役の黒島の他、長男の竜星涼(29)、長女の川口春奈(27)、三女の上白石萌歌(22)の比嘉家4きょうだいの絆もテーマとなる。小林氏は「メインとなる暢子の冒険を追いかけながらも、4人それぞれに物語がある。作中では4通りの人生を視聴者が楽しめる工夫をしていきたい」と期待感をあおった。 (続く)

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2022年4月12日のニュース