「はじめの一歩」森川ジョージ氏 村田VSゴロフキンを称賛「神々の戦いだった」

[ 2022年4月10日 06:30 ]

村田にエールを送った森川ジョージ氏
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 ボクシング漫画の金字塔「はじめの一歩」で知られる漫画家の森川ジョージ氏(56)が9日、さいたまスーパーアリーナで、WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36)とIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40)が激突した王座統一戦を「神々の戦いだった」と称賛した。

 世紀の一戦をインターネット生配信で観戦。ミドル級で「最強」と評されるゴロフキンを相手にした村田の戦いぶりについて「ゴロフキンはどんどん連打してくるので近づいてボディーを叩ける選手はなかなかいない。試合前は厳しい戦いになると予想していたが、村田くんは自分の戦い方を貫き通した。あのゴロフキンが真っ向勝負を避けましたから」と興奮気味に語った。

 ミドル級をかねて「神の階級」と形容してきた。1980年代までは「拳聖」シュガー・レイ・ロビンソン、「ミスター・パーフェクト」マービン・ハグラーら欧米のスター選手が中心で、体格に劣る日本人が世界王者になるのは夢物語だと思われていたからだ。

 その“神の領域”で最強の男を追い詰めた村田も神と感じた一戦だった。「僕が見てきた中でゴロフキンは一番苦戦していたように見えた。素晴らしい試合だった」と感激した。

 89年から週刊少年マガジンで連載が始まった「はじめの一歩」は多くのボクサーに影響を与えてきた。村田も高校時代、毎週読んでいたという。中でも憧れのキャラクターはミドル級世界王者にもなった鷹村守。森川氏も知っており「光栄です」と声を弾ませた。

 4年前には米ラスベガスでの防衛戦を控えた村田と対談。「素晴らしい人物だった。全てにおいてハイレベルな受け答えをして、さすが五輪の金メダリストだと感じた」と振り返った。

 「今はゆっくり体を休めてほしい」と敗れた村田をねぎらった森川氏。自身のツイッターでは「現実の凄さに漫画では追いつけないなあ、と思い知らされました」と「神々の戦い」の価値をファンと共有した。

 ▽はじめの一歩 いじめられっ子の高校生、幕之内一歩が主人公。同級生からいじめられていたところをプロボクサー鷹村守に救われたことがきっかけで、ボクシングに出合う。チャンピオンを目指して日々成長していくストーリー。連載34年目で単行本は計134巻を刊行。累計発行部数は2019年時点で9600万部。

 ◇森川 ジョージ(もりかわ・じょーじ)1966年(昭41)1月17日生まれ、東京都出身の56歳。幼少の頃からちばてつや氏に憧れ漫画家になることを決意。83年に週刊少年マガジンで「シルエットナイト」でデビュー。89年から同誌で連載開始した「はじめの一歩」が大ヒット。ボクシングジム「JB SPORTS BOXING GYM」のオーナーを務める。

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