フジ解説委員・風間晋氏 ロシアの民間人虐殺に「国連安保理の常任理事国の軍隊が…徹底的に責任追及を」

[ 2022年4月6日 12:43 ]

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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が6日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ウクライナ国防省が首都キーウ(キエフ)近郊ブチャなどでロシア軍による民間人の大量虐殺があったと発表したことに言及した。

 ウクライナ当局はロシア軍撤退後、キーウ州の各地に入り捜査を実施し、3日までに民間人410人の遺体を確認したと発表。ゼレンスキー大統領は4日、捜査はまだ始まったばかりで、実際の犠牲者数は「現在把握しているよりもはるかに大きいと確信している」と述べた。ブチャでは300人以上が拷問を受けたり、殺害されたりしたと説明した。また、ブチャを上回る被害が同州ボロディアンカで確認されたとしている。ロシアは虐殺への関与を否定しているが、米欧メディアはロシア兵が民間人を殺害したとする住民の証言を報道している。

 番組では、ブチャの民家の地下室で両手両足を縛られた子供を含む男女18人のバラバラにされた遺体があったとする英・タイムズ紙の報道や、ロシア軍の司令官が市民の頭にTシャツをかぶせて目隠しし、銃で後頭部を撃ったとする報道などを伝えた。風間氏は「現代は、戦争をすること自体が国際法違反なんですね。その戦争の中においても、やってはいけないことっていうのが国際法で明確に定められているわけです。今回、ブチャで明らかことはすべて国際法に違反する行為。しかもそれが国連安保理の常任理事国のですから軍隊がそれをやっている。こういうことでは、国際の平和と安全は一切保証できないだろうと。ですからここでロシアとロシア軍の責任というのを徹底的に追及しなければならないんだと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年4月6日のニュース