官邸が東電Twitterの更新が遅い!と会見でダメ出し EXIT兼近「もうこういう時代なんだ!」

[ 2022年3月17日 22:10 ]

お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。(左)と兼近大樹
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 お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。(36)と兼近大樹(30)が17日放送のABEMA「AbemaPrime」(月~金曜後9・00)に出演。16日夜に発生した宮城県北部、宮城県南部、福島県中通り、福島県浜通りで震度6強を観測した地震後に、政府が会見で東京電力の原発の安全にかかわる情報の発信が遅いと“ダメ出し”を行ったというニュースに関してそれぞれが意見を述べた。

 経緯は松野官房長官が会見で東京電力(原子力)Twitterの更新が遅かったことに関して「原子力発電所の安全に関わる情報のTwitter等での発信は有益かつ望ましい。タイムリーなSNS発信を行うよう指導した」というもの。東京電力は地震発生から約15分後に「施設の影響確認中」とツイート。その後、発生から3時間たってようやく「福島原発は現在のところ異常なし」と情報を掲載していた。

 りんたろー。は「でも(東電側の)気持ちが分かっちゃうというか、それこそ昨日、僕にもできることないかなってTwitterでつぶやこうと思ったんですよ。やっぱつぶやく前に結構考えちゃって…自分の発信力とか、影響力をだいたい考えた時に、逆に現地の人たちに悪影響が及んじゃったらどうしようとか。(津波)警報出てから発信したんですけど、いまだにアレって正しかったのかな、て考えちゃうんで。だから遅れちゃう気持ちも分からんでもないな」と非常時だからこその慎重さは仕方がないとの見解を示した。

 続いて兼近は「まず、SNSのパワーすげえなと思いましたね。もうこういう時代なんだ!っていう。ますTwitterでお願いしますって政府に言われる時代なんだなっていうことにビックリしたっていうのと、やっぱ急かされると、やっぱ確認作業を雑にされたら嫌じゃないですか。なんか急かすのも怖いですけどね。(政府に文句を)言われるのがやだから先に出しとこ、みたいのも嫌ですし。全然待ちますけどね」とSNSでの迅速な情報発信を政府が促す時代に驚きつつ、りんたろー。と同じくスピードより慎重さが大事ではないかと述べた。

 アイドルからアナウンサーに転身した柴田阿弥は「原発に対して不安視した人も多いと思うんですよね。デマもまわりやすいですし、最初に『確認します』と言ったのはもちろんいいと思うんですけど、そのあとに『当社のホームページでお知らせしています』はちょっと不親切かな、と思いますね」と慎重な対応を求められる中でも、不安を少しでも取り除く努力は必要だと訴えていた。

 この事象に対してネット上では「情報に正確さが求められる中で急かすのはおかしい」「企業に任せるのではなく、政府がやるべき」といった意見や「原発のような重要施設の情報はスピードが大事」「大事な発表をSNSに頼るのは疑問」など賛否が分かれていた。

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2022年3月17日のニュース