ウクライナ出身の政治学者　ロシア表明の人道回廊は“人質になる道”「人質とって情報を迫るための手段」

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　ウクライナ出身の政治学者グレンコ・アンドリー氏が8日、TBS系情報番組「ゴゴスマ～GOGO！Smile！～」（月～金曜後1・55）に出演。ロシアが実施を表明したウクライナの人道回廊にコメントした。

　人道回廊とは戦闘地域の民間人を安全に避難させるルートで、ロシア国防省は7日、回廊の設置を発表した。しかし、避難先にロシア国内などを指定しており、ウクライナ側からは批判の声が上がっている。

　アンドリー氏は「ロシアは新たな人質をとってそれを利用して、ウクライナ人に情報を迫るための手段。ロシアに向かう人道回廊は、人道回廊ではなく人質になる道」と指摘した上で、ウクライナ側は「断固として拒否しなければならない」とコメント。

　また「人道回廊ができたとしても、それが現場で機能するかどうかが大きな問題。戦場は戦ってる者同士しかいない。もし片方が約束を破って攻撃を再開したとしても、それを止めさせる方法もないし取り締まる方法もない。結局、約束を守るかどうかは戦っている者同士の自由意志になる。ロシアは途中で攻撃を再開することも十分あるので、あまり期待できない」と述べた。