平野歩夢が金 NHK生中継19・1% 直後の“気象情報”26・3% サブチャン切り替え物議も高視聴率

[ 2022年2月14日 09:41 ]

金メダルを獲得した平野歩(ロイター)

 平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が金メダルを獲得した11日の北京五輪「スノーボード 男子ハーフパイプ決勝」を生中継したNHK総合(前10・26~11・54)の平均世帯視聴率が19・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが14日、分かった。同時間帯横並びダントツ1位の高視聴率。平野の決勝3回目直前にサブチャンネルに切り替わり、快挙を見逃す視聴者が続出。直後の枠「気象情報/他」(前11・54~12・00)は26・3%を記録した。ビデオリサーチによると「気象情報/他」の26・3%にはメーンチャンネル(気象情報)とサブチャンネル(スノーボード中継)の両方の数字が含まれており、平野の金メダルに注目が集まったことを示した。

 この日の平均世帯視聴率は、

 10:26~11:54「スノーボード 男子ハーフパイプ決勝」=19・1%(個人11・5%)
 11:54~12:00「気象情報/他」=26・3%(個人16・1%)
 12:00~12:15「ニュース/他」=23・4%(個人14・4%)
 12:15~12:35「スノーボード インタビュー」=19・1%(個人11・7%)

 中継枠の瞬間最高視聴率は午前11時53分の25・7%。「サブチャンネル切り替え方法」が放送されていた。

 「気象情報/他」の瞬間最高視聴率は午前11時55分、同56分の26・6%だった。

 NHKの生中継は、平野の決勝3回目直前にサブチャンネルに切り替わり、決定的瞬間を見逃す視聴者が続出。メーンチャンネルは、平野が滑りだす瞬間に「サブチャンネル切り替え方法」を放送。その後、午前11時54分からの気象情報を挟み、正午の定時ニュースへ移行。再び中継に戻った午後0時15分は既に競技を終えた後だった。

 SNS上には「最悪のタイミング」「とっさにリモコンを操作できなかった」などの声が相次ぎ、一時は「サブチャンネル」がツイッターのトレンド上位に浮上した。

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