杉村太蔵の「早く100歳の大臣を」「100歳まで活躍できる国のがいい」にふかわりょう「迷惑です」

[ 2022年2月14日 22:55 ]

杉村太蔵
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 元衆院議員でタレントの杉村太蔵(42)が14日、月曜コメンテーターを務めるTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に生出演。「早く100歳の大臣を」などと発言し、MCを務めるお笑いタレント、ふかわりょう(47)から「迷惑です」とたしなめられる一幕があった。

 少子化に歯止めがかからず、深刻な高齢化社会が進んでいる現在の日本。若者が選挙に行かないと政治家は自分に投票してくれる高齢者のための政策を行うという視点について番組で扱った時だった。実際には若者世代の投票率が100%だったと仮定しても投票者数でみると高齢者世代にはわずかに及ばず、若者が選挙に行ったところで残念ながら変わらない…といった内容が書かれた記事を受け、意見を求められた杉村は「僕もこの記事の通り、増えたところで変わるかって言われたら僕は変わらないと思うし、変える必要もないと思います」とまずはコメント。

 その上で「若い人たちのための政策を手厚くしてください…っていうことは裏を返すと、高齢者にかけられている税金を若者に移すしかないですよね?限られた予算の中ですから。そうするとね。やっぱ考えてもらいたいのは、私たち今は若いかもしれないけど、いずれ必ず全員高齢者になる。働けなくなった。病気がちになってしまう。高齢になった時に福祉政策が手厚い国がいいか。若い時に手厚い国がいいか。どっちかって言われたら、多分、日本はやっぱ高齢者。高齢になっても国がちゃんと社会保障して手当てしますよっていう方向を選んでるんだと思うんですよね、僕は。僕はそっちの方がいいと思う。それが今の国の実態だと思う」と熱弁を振るった。

 ふかわが“付け焼刃”的な年金対策で「高齢者に対して手厚くイメージできてたよな気もしないんですけど」と疑問を投げかけると、「だけど、僕らからしたらそうとう今の65歳以上、70歳ぐらいはやっぱり低負担高福祉だと思いますよ。そこに対する不平等感は感じますけどね。たとえば30年前消費税ないですよね?私たちはずっと消費税払ってますけども」と杉村。ゲストのお笑いタレント、古坂大魔王(48)がお笑い界でも30年前からのスターが今も元気で今後も弱る感じはしないという話をすると、「でも、それは夢と希望があって良くないですか?」と杉村。「いつまでも活躍できる国。僕が80、90になっても活躍できる。だから僕はね、100歳の大臣が早く出てきたらいいなと思ってるわけ、逆に。だって100歳まで活躍できる国のがいいでしょ?」と続け「僕は最年少で当選したから今度は最年長でも当選したいと思いますよ。95歳で“若い力”ってやりたいぐらい」とまで言い切った。

 突飛な意見を黙って聞いていたふかわだったが「今のってどっちなんですかね。100歳で輝くのは構わないんですが、輝く場所は私は選んでほしいなと思うんですよ。輝いてほしいとは思うんですけど、それは大臣という場所で輝くのが国にとってのプラスなのかどうかは私はいろいろあるんじゃないかな」とキッパリ。杉村が「そうですか。僕は100歳でもこの国…」となおも主張を続けようとすると、ふかわが「迷惑です」と制して笑いに変え、この話は終わりになった。

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2022年2月14日のニュース