宮澤エマ 大河「鎌倉殿の13人」実衣役 ドラマの絶妙なスパイス

[ 2022年1月15日 08:10 ]

静岡県伊豆の国市で行われたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の記者会見に出席した宮澤エマ
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 【牧 元一の孤人焦点】NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、主人公・北条義時(小栗旬)の妹・実衣を演じる女優・宮澤エマ(33)が絶妙なスパイスの役割を果たしている。

 実衣は源頼朝(大泉洋)の入居で右往左往する北条家の兄姉たちを面白がりながら観察する皮肉屋。9日放送の第1回では、姉・政子(小池栄子)が頼朝に好意を寄せていることを察知し、兄・宗時(片岡愛之助)と義時に「姉上…。ぞっこん」と告げ口する場面があったが、宮澤のセリフの言い方と表情が個性的で際立っていた。

 宮澤は第1回放送当日、義時の故郷・静岡県伊豆の国市で行われた記者会見とイベントに参加。小栗旬、小池栄子、片岡愛之助、坂東彌十郎、大泉洋とともにドラマに関して語ったが、ここでは絶妙な発言が印象的だった。

 例えば、多数の記者を前に、第1回が放送される心境をこのように語った。

 「第1回がスタートする時、北条家は伊豆の豪族の一家で、まだ何物でもない状況です。自分はどこか第1回の感覚を持っていましたが、こうやって記者の皆様に集まって頂いて注目度を感じ、北条家がどんどん成り上がって何物かになっていくのと状況が重なります。事の大きさ、スケールにやっと自分の心がついて来ました。緊張感と高揚感があふれています」

 小栗や大泉らの横で、初めての大河ドラマ出演について語るコメントには起承転結があった。

 「撮影初日は『よく分からない』『これでいいんですか?』とため息しか出ませんでした。楽屋は右を見てもスター、左を見てもスター。自分は紛れ込んだ一般人みたいで『ここにいていいんだろうか』と考えていました。いったい、どういう風に受け止められるのか、分からないまま撮影が続きました。でも、半年近く撮影して、第1回から脈々と家族とともに成長するプロセスを経て、きょうのように北条家で集まると、ホッとするようになりました」

 物語の舞台となる地元の人たちへのメッセージには自身の実感がこもっていた。

 「実衣はのちに『阿波局(あわのつぼね)』になりますが、ゆかりのお寺の人がツイートしているのを見た時、『大河ドラマとは、こういうことなんだ!』と初めて実感しました。ここにロケに来て、山々を見ると、『これは北条家の人たちが見ていた山々なんだ』と思います。きょうも車でここへ来る途中、窓を開ければ大河ドラマの世界観を見られるのはすてきなことだと感じました。地元の方々には、そういうところも楽しみながら想像をふくらませながら応援して頂きたいと思います」

 聞く人の心に届く言葉を持つ、感性豊かな役者が演じる実衣というキャラクターを、これから毎週見ていくのが楽しみだ。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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