「鎌倉殿の13人」初回17・3%の好発進!「青天」下回るも「ポツン」超え同時間帯1位 トレンド大反響

[ 2022年1月11日 09:05 ]

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主演を務める小栗旬
Photo By スポニチ

 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は9日、15分拡大版でスタートし、初回の平均世帯視聴率は17・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。前作「青天を衝け」初回の20・0%(昨年2月14日)を2・7ポイント下回ったものの、ライバルのテレビ朝日「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)の13・6%を大きく上回り、同時間帯横並びトップの好発進。「青天を衝け」最終回の11・2%(昨年12月26日)からは大幅6・1ポイント増となった。午後8時からの本放送(総合テレビ)を前に「#鎌倉殿の13人」が早々にツイッターの世界トレンド1位になるなど、SNS上で大反響を呼んだ。

 個人視聴率は10・6%。

 「青天」終盤に苦杯を喫した「ポツン」から「日曜午後8時」の座を奪った。12月5日は「青天」12・6%、「ポツン」15・9%。12月12日は「青天」11・9%、「ポツン」13・6%。12月26日は「青天」11・2%、「ポツン」12・7%だった。

 「青天」初回の20・0%は「ダーウィンが来た!」(日曜後7・30)が休止になり、「ニュース7」(後7・00~7・30)の18・6%、「ニュース7」(後7・30~8・00)の16・6%から“直結”した影響もあった。

 「鎌倉殿の13人」初回は「首チョンパ」といった口語調の台詞、源頼朝(大泉洋)と北条政子(小池栄子)の初対面シーンなど、希代のヒットメーカー・三谷幸喜氏の脚本が冴え渡り、SNS上は爆笑の連続。関連ワードが多数、トレンド入りした。

 また、昨年前期の連続テレビ小説「おかえりモネ」など、最近は同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」や有料配信サービス「NHKオンデマンド」とデジタルサービスの利用が増加。NHKによると「NHKプラス」は9~10日の2日間、前作「青天を衝け」と比べ、2~3倍の視聴UB数(同時+見逃し)を獲得した。

 午後6時からのBSプレミアムの視聴率は発表されないが、NHKは視聴人数を発表。総合テレビ(後8・00)は1771・9万人、BSプレミアム(後6・00)は443・0万人だった。

 大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第1話は「大いなる小競り合い」。1175年、平清盛(松平健)が大権力者として君臨していた日本。伊豆の地では、北条義時(小栗)が兄・宗時(片岡愛之助)、姉・政子(小池)らと、のんびり暮らしていた。しかし、流罪人・源頼朝(大泉)が義時の幼なじみ・八重(新垣結衣)と恋仲になり、男児を産んだことで状況は一変。清盛から頼朝の監視を任されていた八重の父・伊東祐親(浅野和之)は激怒する。頼朝が姿をくらます中、北条家にも捜索命令が下り…という展開だった。

続きを表示

2022年1月11日のニュース