「ザ・モンキーズ」のマイク・ネスミス氏が死去 78歳 60年代後半に一世を風靡

[ 2021年12月11日 10:11 ]

78歳で死去した元モンキーズのマイク・ネスミス氏(AP)
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 1960年代後半に日本でも人気のあった4人組のバンド「ザ・モンキーズ」でギターやボーカルを担当していたマイク・ネスミス氏が10日、心不全のためカリフォルニア州カーメルバレーの自宅で死去、78歳だった。

 米テキサス州ヒューストン出身のネスミス氏は1966年、シンガーソング・ライターとして苦闘していた時期にテレビ番組用(ザ・モンキーズ・ショー)の4人組バンドと結成された「ザ・モンキーズ」のオーディションに参加。これに合格してギターやボーカルを担当した。その後「恋の終列車(LAST TRAIN TO CLARKSVILLE)」「デイドリーム・ビリーバー」などが大ヒット。番組が終了する1970年までにビルボードのトップ10には6曲がランクインした。

 バンド解散後は作家、プロデューサー、映画監督などもこなし、ナイトクラブも経営。ただし健康状態はいいとは言えず、2018年には心臓の冠動脈バイパス手術を受けていた。

 モンキーズでは2012年にリードボーカルのデイビー・ジョーンズ氏が66歳で、19年にベースのピーター・トーク氏77歳が死去。ネスミス氏は今年11月に残るメンバーの1人でドラム担当だったミッキー・ドレンツ氏(76)と、ロサンゼルスで“お別れコンサート”を行っていた。

 なおAP通信によれば、悲報を受け取ったドレンツ氏は「最後の数カ月を歌いながら、そして笑いながら一緒に過ごせて良かった」と語っている。

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