「鎌倉殿の13人」語りは長澤まさみ 憧れ大河ナレ初挑戦!きり役「真田丸」以来6年ぶり参加「責任重大」

[ 2021年12月2日 17:01 ]

来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で語りを務めることが決まった長澤まさみ
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 女優の長澤まさみ(34)が来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(1月9日スタート、日曜後8・00)で語りを担当することが2日、番組公式サイトで発表された。大河のナレーションを務めるのは初で、ヒロイン・きり役を好演した2016年「真田丸」以来6年ぶりの大河参加。「真田丸」のミューズが今度は語りとして「鎌倉殿の13人」を彩る。長澤は「いつか大河ドラマのナレーションもできたらいいなと憧れていました」と喜んでいる。

 長澤は過去、テレビ東京のドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」(17年1月期)や数々のドキュメンタリー番組でナレーションを担当。「真田丸」の語りは有働由美子アナウンサー(52)が務め、登場人物の死を淡々と読み上げる様が“ナレ死”と話題を呼んだ。

 長澤は「これまでの大河ドラマには“くノ一”(09年『天地人』の初音)や『真田丸』の“きり”ちゃんのような、ちょっと普通ではないキャラクターでの出演が多かったので、今回も語りという、普通ではない形で出演できてうれしいです(笑)」とコメント。

 「ナレーションの仕事は好きで、いつか大河ドラマのナレーションもできたらいいなと憧れていました。1年を通して見届ける立場にいるので、うれしい反面、責任重大だと思っています。三谷幸喜さんからは『登場人物たちに寄り添い、隣の部屋からささやいているような距離感で』とイメージをお聞きしているので、その立ち位置を大事にしていきます」と意気込んでいる。

 「鎌倉殿の13人」はヒットメーカーの三谷幸喜氏(60)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(38)が主演を務める大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 長澤は「真田丸」で主人公・真田幸村(信繁)(堺雅人)の幼なじみにして、生涯のパートナー・きり役を好演。終盤の第40話「幸村」(10月9日)。九度山に残るか、豊臣方に加勢するか悩む信繁にハッパをかけた。「ここで一生を終えたいの?それでいいの?あなたは何のために生まれてきたの?何を残したの?真田源次郎がこの世に生きたという証を何か1つでも残してきた?」「私が大好きだった源次郎さまはどこへ行ったの!がむしゃらで向こう見ずで、やんちゃで賢くて明るくて度胸があってキラキラしていた、真田家の次男坊はどこへ行ったのよ!私が胸を焦がして大坂まで付いて行った、あの時の源次郎さまは!」――。

 信繁の大坂城入りを後押しした“愛の叱咤激励”は視聴者の胸を打ち、序盤の“ウザい”評から一転、絶賛の嵐。長澤は当時、「これでお仕事をもう終わりにしてもいいんじゃないかなと思うくらい、楽しい役を頂きました」と三谷氏に感謝した。

 番組公式ツイッターには「時代の変わり目が近づこうとしている」と語りの台詞と思われる一文も。長澤の“ささやき声”に期待が高まる。

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2021年12月2日のニュース