近藤七段が2勝目、白星先行 敗れた広瀬八段は脱落 王将戦挑戦者決定リーグ

[ 2021年11月3日 05:30 ]

広瀬章人八段(左)に勝ち、リーグ2勝目を挙げた近藤誠也七段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は2日、東京都渋谷区の将棋会館で挑戦者決定リーグ1局を行い、後手の近藤誠也七段(25)が110手で広瀬章人八段(34)に勝ち、2勝1敗とした。敗れた広瀬は1勝3敗で、今期の7番勝負挑戦の可能性はなくなった。 近藤VS広瀬指し手

 近藤は96手目の△1七王で入王を実現させた時点で勝利をほぼ手中にした。「普段はあまり入王する形にならず、小さなミスを重ねたかもしれませんが、気持ちを切らさずに指してました」と心境を明かす。白星先行で挑戦者争いに残り「一局一局です」と後半の3局をにらんだ。

 3敗目を喫した広瀬は終盤に懸命の粘りを見せたが及ばず。「典型的な負けの構図でした」と肩を落とすばかりだった。

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2021年11月3日のニュース