「シン・仮面ライダー」本郷猛は池松壮亮「改造手術失敗」松葉づえ姿、浜辺美波は緑川ルリ子に

[ 2021年10月1日 05:30 ]

サイクロン号と記念撮影に臨む(左から)池松壮亮、浜辺美波、庵野秀明監督(撮影・河野 光希)
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 庵野秀明監督(61)が手掛ける映画「シン・仮面ライダー」(2023年3月公開)で、俳優の池松壮亮(31)が主人公の本郷猛、女優の浜辺美波(21)がヒロインの緑川ルリ子を演じる。30日、都内で行われた「シン・仮面ライダー対庵野秀明展」合同会見で発表された。

 会場のスクリーンにはライダースーツに身を包みマスクを持った池松が映し出されたが、登場した本人は右足首に包帯をした痛々しい松葉づえ姿。「じん帯の部分がちょっと…。1週間、足を着けてはいけないと言われています」と説明した。

 製作関係者によれば、28日のアクション練習の際に捻挫したといい、今月中に控えるクランクインまでには回復する見込みだという。池松は「主人公が改造手術に失敗したけれど、撮影には支障がないとでも書いておいてください」と自嘲気味に笑った。

 池松はオーディションでの抜てき。庵野監督は「藤岡弘、さんのイメージが物凄く強くて、踏襲しても消化できない。池松くんなら別のキャラクターをつくるイメージ的に良かった」と太鼓判。池松も「日本が誇るライダーを引き継ぐ覚悟で、新しいものを生み出していけたら」と抱負を述べた。

 一方の浜辺は庵野監督が自身の会社に貼ってあった、浜辺がモデルを務めたカレンダーを見て「この子いいな」と即決。浜辺は「庵野監督はどんな質問にも丁寧に的確な答えを返してくださって、ヒントを与えていただける。監督にしがみついて、撮影を乗り越えていきたい」と意欲を見せた。

 この日は、1971年の第1話のオープニングをイメージしたプロモーション映像とサイクロン号も披露された。庵野監督は「今の時代でやれる面白いものを入れたいが、ノスタルジーも捨てたくない。融合したものを作って、今の子供が見ても面白いと思うものを目指したい」と宣言した。

 《初日より後に来たほうが…??10月1日から「庵野秀明展」》「庵野秀明展」は10月1日~12月19日、東京都港区の国立新美術館で開催される。過去、現在、未来のパートに分かれ、アニメの原画や直筆のメモなど貴重な資料が網羅されている。仮面ライダー、ウルトラマン、ゴジラの“シン3ショット”の立像も展示。庵野監督は「まだまだ足りない。これからも増えると思うので、初日より後の方に来たほうが…」と意味深長な笑みを浮かべていた。

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