「おかえりモネ」鈴木京香 朝ドラは今も“学校”デビュー当初“無個性”引け目も逆手に 武器は“夢想力”
「おかえりモネ」鈴木京香インタビュー
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女優の鈴木京香(53)がNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で主人公・百音の母・亜哉子役を好演している。1991年前期「君の名は」でヒロインを務めた鈴木にとって、朝ドラは“原点”にして今なお“学校”。今回は、主演の清原果耶(19)ら若き演技派から大いに刺激を受けている。デビュー当初はコンプレックスだった“無個性”を、逆に強みに。映画少女として培った“夢想力”を武器に、どんな役にも染まり続ける。
朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。95年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。
鈴木の朝ドラ出演は「君の名は」、2017年後期「わろてんか」に続く3作目。今回演じるのは、仙台出身の元小学校教師・永浦亜哉子。耕治(内野聖陽)との結婚後は、亀島の人々の明るさと温かさに惚れ込み、移り住んだ。今は義父・龍己(藤竜也)のカキ養殖業を手伝い、島と本土と結ぶ橋が完成したことから義母・雅代(竹下景子)と営んでいた民宿再開も考え始めた。
耕治との馴れ初めが描かれた第27話(6月22日)と第30話(6月25日)で、30年前の若かりし姿に変身。その清楚な姿はもちろん、自分のトランペットの音に自虐的な耕治とトムさん(塚本晋也)を前に「「正しくて明るくて、ポジティブで前向きであることが魅力にならない世界なんてクソです!どこまでも明るい、吹いている楽器の音まで明るいこの人は、最高に素敵です!陰が魅力だとか、不幸が色気だとか、そういう安っぽい価値観で、汚さないでください!」と将来の夫を力強く全肯定したのも話題に。最愛の妻・美波(坂井真紀)を亡くした耕治の幼なじみ・新次(浅野忠信)も支えている。
役作りはついては「包容力はあって逞しい女性ですが、台本を読むと、単純に『天真爛漫な明るいお母さん』かというと、ちょっと違うと思いました。震災を経験して、亜哉子は亜哉子なりに傷ついたり、悲しい思いをしています。耕治さんとの馴れ初めのシーンで、実は永浦家のような明るい家庭で育ったわけじゃないという裏設定もあったり。亜哉子は『努力して、みんなの心に飛び込もうとしている女性』だと感じました。元教師ということもあって『私とは考え方が違う可能性もあるから、どう声を掛けようかな』とか『子どもはそれぞれ個性があって、この子は本当はこういう子なんじゃないかな』とか、相手のことに思いを巡らす『一生懸命知ろうとするお母さん』なんじゃないかと。私が亜哉子のことを理解したいと思うように、亜哉子がいつも相手のことを理解したいと思っているように、その場にいれたらいいなと撮影しています」と解釈。新次への接し方などは、まさに「相手のことを理解したい」亜哉子の姿勢が表れる。
89年に女優デビュー。91年、ヒロイン・真知子役を演じた朝ドラ「君の名は」が原点の1つに。そして今回、ヒロインの母親役として凱旋を果たした。鈴木にとって朝ドラはどのような存在なのか。
「『君の名は』は収録前に特訓期間もあって、実際は1年4カ月くらいNHKに通ったことになると思います。大学を卒業して、そのまま1年4カ月、演技の学校に通わせていただいたような感覚。一から学ばせていただいて、自分にできないこともハッキリして、やはり私にとって朝ドラは『学校』というイメージが強いです。今回も毎日NHKに来るので、そういう気持ちがまだ抜け切れない部分もあります。モネちゃんや未知ちゃん(蒔田彩珠)をはじめ、若い役者さんたちの表現の仕方も、私の当時とは変わってきていて『時代って、こう移りゆくんだ』』『彼ら彼女らの感覚って面白いな』と、とても刺激になっています。『モネと未知に学べ』が、最近の私のモットー。そういう意味で、今回も『学校』。ちょっと嫌ですよね、この年の女学生って、周りが嫌がりますよね(笑)。ロケが多いドラマと違い、毎日NHKのスタジオに通う朝ドラは生活のリズムも整うんです。その意味でも、いまだに『学校』だと感じます。この仕事を始めた当時、本当に何もできてなかった自分に、いろいろとアドバイスをしてくださった先輩たちや、励ましてくださったスタッフの皆さんのことを思い出します。ヒロインをやらせていただいた上に、ヒロインのお母さんとして朝ドラに戻ってくる機会を頂いて、とにかくうれしく思っています」
清原や蒔田の演技については「例えば、相手の台詞を聞いている時の表情。『素のまま』というのは簡単なんですが、敢えて表に出さなくても、にじみ出るような表現の仕方というんでしょうか。とても素晴らしいですよね。『カメラを意識して、伝えるために表現するんじゃない表現』とでもいうんですかね。『自然体』という言葉を使うのは、あまり好きじゃないので…『一体化』ですね。役と一体化していると強く感じます」と絶賛した。
21歳の女優デビューから30年超。三谷幸喜作品「王様のレストラン」「ラヂオの時間」などのコメディエンヌぶりはもちろん、数々のヒット作・話題作を彩り、第一線を走り続けている。19年10月期のTBS日曜劇場「グランメゾン東京」は三つ星レストランへの夢を追うシェフ役、昨年10月期のテレビ東京「共演NG」と強気な大物女優役と変幻自在だ。
デビュー当初は「自分には強烈な個性がないのが、ちょっとコンプレックスでした。勝負球がないピッチャーみたいなもので、いろいろな投げ方をしないといけない。ただ、その後、個性的じゃないからこそ、いろいろな役を演じられると考えたら、逆にチャンスが広がってくるような気がして。どんな役でも『自分には合っていないかも?』という先入観は持たないようになりました。お話を頂いたタイミングで、やるべき役と思えれば、とにかく物怖じせず『まず、やってみよう』とチャレンジしています」と心境の変化を打ち明けた。
中学生の時は陸上部だったが、映画少女に。以前のインタビューで「中3の大会が終わると、部活を辞めるじゃないですか。それからは文化的な方に興味が出てきて、よく映画館に行くようになりました。映画は小学生の時から好きで、オードリー・ヘプバーンやマリリン・モンロー、ヒッチコック監督など、昔の映画を母と一緒に見に行っていました。中1の時には『ラ・ブーム』(主演ソフィー・マルソー)というフランス映画がとても流行りました」。その頃はノートに感想文を書いていた。「当時は週に3回ぐらいテレビで映画を放送していて、新聞のラテ欄を切り抜いて、その下に感想文を書いて。以前、田舎に帰った時に、そのノートが出てきて、凄く恥ずかしかったということがありました」と照れ笑いした。
「役を頂いた時、『あの洋画のあの人を日本人にした感じかな』とイメージしてみたり(笑)。映画やドラマの登場人物の中に、自分には全くない個性や人生の軌跡を想像するのが、ずっと好きでした。特に日頃からの心掛けているわけじゃないですが、小さい頃から映画やドラマを見るのが好きだったおかげで、夢想力や空想力が培われたのかもしれません。そこから、役を自分に引き寄せるアイデアが生まれるかもしれません」と、どの役にも染まる原動力の一端を自己分析した。
最後に4回目の朝ドラ登板について尋ねると「今回は本当に素敵な竹下さんに憧れるお嫁さんの役を頂いて、それが本当にうれしくて。柔らかなムードを現場に運んでくださる竹下さんのような存在に憧れますので、次回チャンスがあれば、そんなおばあちゃん役を是非演じられたらと思います」と亜哉子のような柔和な笑みを浮かべた。
ドラマは今月27日から最終章「気仙沼編」に突入。百音はウェザーエキスパーツの気仙沼支社第1号の社員として故郷へ帰る。亜哉子が教師を辞めた理由も注目される。
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