山口真由氏 池袋母子死亡事故、被告に禁錮5年判決「過失による交通事故の中では最大限に重い部類」

[ 2021年9月2日 14:58 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 元財務省官僚で信州大の山口真由特任准教授が2日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。東京・池袋で2019年4月、乗用車が暴走し、母親(31)と長女(3)が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長の被告(90)に、東京地裁が2日に禁錮5年(求刑禁錮7年)の実刑判決を言い渡したことについてコメントした。

 下津健司裁判長は「ブレーキとアクセルを踏み間違える過失があった」と認定。弁護側は、経年劣化などで車の電気系統に異常が生じ、ブレーキが利かなくなり暴走したと無罪を主張した。被告も「アクセルを踏んでいないのに加速した」と述べ、自身に過失はないと訴えていた。

 山口さんは、禁錮5年の判決について「間違いなく過失を認定しており、かつ過失による交通事故の中では最大限に重い部類になると思います」と言い、石井亮次アナウンサー(44)の「なぜ(求刑の)禁錮7年じゃないんだ、ということも思ったりするんですが、このへんはどうなんですか」と聞かれると「通常は検察官の求刑に対して7掛け、または8掛けで刑を定めることが多いので、禁錮5年というのは決して軽くはないというふうに思います」と話した。

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2021年9月2日のニュース