チャーリー・ワッツさん死去 80歳 ローリング・ストーンズのドラマー

[ 2021年8月25日 10:18 ]

ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のドラマー、チャーリー・ワッツさん
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 英国の世界的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のドラマー、チャーリー・ワッツさんが24日、ロンドンの病院で死去した。80歳。死因は不明となっているが、代理人が声明で「家族に囲まれて安らかに亡くなった」と発表した。

 英メディアによると予定されていたバンドのツアーへの参加を病気治療のため、取りやめると今月初めに明かしていた。

 1941年、ロンドン北部のイズリントン生まれ。12歳の頃にいとこの影響でジャズに興味を持ち始め、レコードを収集しながらドラマーとして町のクラブやパブで演奏しながら腕を磨いていった。

 広告会社でグラフィックデザイナーとして働いていたが、ローカル・バンドに参加しカフェやジャズ・クラブなどで演奏を行っていた。その後、ミック・ジャガーやキース・リチャーズらに誘われ、62年に結成されたストーンズに翌年加入を決めた。メンバーが入れ替わってきたバンドの中で、チャーリー・ワッツさんはデビュー当時からのオリジナルメンバーだった。バンドは半世紀以上にわたり音楽界の第一線で活躍。「サティスファクション」「黒くぬれ!」「悲しみのアンジー」「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「スタート・ミー・アップ」など数々の名曲を世に残した。

 ジャズの影響を受けた独特なドラム奏法で知られ、ジャズのアルバムも発表した。1964年には、シャーリー・アン・シェパードと結婚。愛妻家の一面も持っていたという。

 ジャガーは24日、ドラムセットを前に笑顔を見せるワッツさんの画像をツイッターに投稿し追悼した。

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