「24時間テレビ」募金リレーに丸山桂里奈が参加「今日初めて息を吸えました」 福島への感謝胸に…

[ 2021年8月21日 16:24 ]

丸山桂里奈
Photo By 提供写真

 8月21~22日に放送される日本テレビ「24時間テレビ44」(後6・30)で、計10人(予定)のランナーがリレー形式で約100キロの距離を走る「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」に、元サッカー女子日本代表選手でタレントの丸山桂里奈(38)が参加することが21日、発表された。日本テレビ「24時間テレビ44『想い~世界はきっと変わる。』直前生放送SP」(土曜後3・30)で発表されたもの。

 募金リレーはこれまで、第一走者でメインパーソナリティーの「King&Prince」岸優太(25)、ラグビーの五郎丸歩さん(35)フィギュアスケートの荒川静香さん(39)の参加が発表されていた。岸らにも知らされていなかったようで、丸山が登場すると、3人もびっくり。走順は「24時間テレビ」本放送内で発表される。

 満面の笑みで登場した丸山は「お願いします!」とニッコリ。ここまで参加を秘密にしていたこともあり、「本当に息を止めていることが多かったです。隠さなきゃいけないから、ほとんど息をしてなくて、今日初めて息を吸えました」と“らしい”独特な表現で意気込んだ。家族にすら参加を伝えていなかったといい、カメラに向けて「本当に誰にも言うなと言われたので誰にも言ってない。今見てると思うので、『ケンちゃん、見てる~?』」と、夫で元サッカー日本代表GKの本並健治氏(57)に呼びかけた。

 丸山は大学卒業後の2005年に東京電力に就職。福島第一原子力発電所に配属され、福島第一原子力発電所の事故で原発所長として収束作業を指揮した吉田昌郎さんは上司だった。吉田さんについて「本当にお父さんよりもお父さんだった。何でも受け止めてくれる優しい方でした」と感謝。福島への思いを胸に、参加を決めた丸山。企画参加に当たり、「初めての社会人で福島に出てきて、福島の人たちにたくさん支えられたので、その時の感謝の思いを伝えたいです。あと私が走っている姿を見て“自分にも何かできるかもしれない”って皆さんのちょっとしたきっかけになってくれたらいいなと思います」とコメントした。

 直前番組に出演した岸は「体調は万全です。ご飯もばっちり食べまして、前夜も寝かせていただいました」と笑顔。「練習の時は飛ばしすぎてちょっと怒られたんですけど、キープすることが大事ということで、飛ばし過ぎず、一定の(ペースを)キープしながら走っていきたい。自分が走ることで見てくださる方に笑顔だったり、明日への活力だったりを届けられたらなと思っています。自分は五郎丸さん、荒川さんに力強いタスキをつなげられたらなと思います」と話し、丸山の参加も「心強いですね、チームが一段と明るくなりますね」と歓迎した。

 新型コロナウイルスの影響により、例年のような一般の公道を走る形式の名物企画「チャリティーマラソン」は沿道に密を生むため、昨年に続いて今年も実施しない。閉鎖された敷地内で行い、深夜帯はランを中断する。昨年はシドニー五輪マラソン女子金メダリスト・高橋尚子さん(49)提案の「募金ラン」が実施された。

 「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」は東日本大震災や熊本地震、さらにここ数年、日本各地で発生した数々の豪雨災害の被災地を支援するためのチャリティー企画。復興を目指す被災地への思いを胸に、計10名(予定)のランナーがリレー形式で約100キロの距離を走り、募金を呼び掛ける。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に引き続き、一般公道を走るマラソンではなく、閉鎖された敷地内で行われる。

 昨年、チャリティーマラソンは企画開始以来初の中止。代わりに、別の内容でオファーを受けた高橋が制作側に「募金ラン」を逆提案した。1周5キロのコースを約20時間走り、何周走れるかという挑戦となった。高橋さんをはじめ、「チームQ」として女優の土屋太鳳(26)レスリングの吉田沙保里さん(38)柔道の松本薫さん(33)マラソンの野口みずきさん(43)キャスターの陣内貴美子(57)が2日間で目標の100キロを上回る116キロを走破し、募金額は470万円となった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月21日のニュース