古舘伊知郎 丸川五輪相の発言に皮肉「別の地平から発言されていませんか?」

[ 2021年6月30日 17:26 ]

古舘伊知郎
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 元テレビ朝日のフリーアナウンサー・古舘伊知郎(66)が30日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。丸川珠代五輪相(50)の発言に対して私見を述べた。

 丸川五輪相は29日、定例会見を開き、東京五輪・パラリンピック組織委員会が大会ボランティア約7万人に新型コロナウイルスワクチンの接種を案内した件について言及。「2回目の接種が大会開始までに間に合わないのでは?」と指摘され、「そもそもワクチン接種を前提としないで大会準備を進めている」「まずは1回目(の接種)で一次的に免疫をつけていただきたい。(8月24日開幕の)パラリンピックのボランティアもいる。どの時期に活動するかも見ていただきながら、組織委員会にしっかり頑張っていただきたい」と語った。

 番組は元テレ朝アナでもある丸川五輪相の発言を伝え、コメントを求められた古舘は、「大体おかしくないですか」と切り出した。「一次的」の表現が分かりにくいとし、「一次的っていうのは一時(いっとき)という意味に誤解されて。第一次的な免疫、1回打ち(1回目の接種)だからっていうことなら分かって、キチっと一次的って本来の使い方をするんだけど」としつつ、「これは別の地平からものを発言されていませんか?という感じがします」と語った。

 丸川五輪相は今月4日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が東京五輪・パラリンピックの開催について「何のためにやるのか」などと発言したことに、「別の地平から見てきた言葉をそのまま言っても、なかなか通じづらいというのが私の実感でもある」とコメントしていた。

 「別の地平」の表現を用い、丸川五輪相を皮肉った古舘は、「だって大変ですよボランティアの方々、猛暑の中で」と話した。その上で「一次的な免疫なので2回打ちはしていないので、一次的なボランティアをやるんでって、そんな動きが出来るかっていう話じゃないですか?このへんは徹底しないと五輪に向かっていくことがキツいですよね」と話していた。

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2021年6月30日のニュース