「ひげガール」名物店員・米山ババ子さん死去 「サンジャポ」などバラエティー番組でも活躍

[ 2021年6月30日 20:30 ]

生前葬で撮られた米山ババ子さんの写真(ひげガール提供)
Photo By 提供写真

 東京・新宿のオカマバー「ひげガール」の名物店員で数々のバラエティー番組に出演した米山ババ子さん(よねやま・ばばこ、本名非公表)が26日午前5時、千葉県内の老人ホームで死去した。71歳。愛知県出身。葬儀は関係者のみで行った。

 同店によると、昨秋までは出勤して接客するなど元気な姿を見せていた。元々心臓に持病を抱えており同年末頃から病気療養していた。体調が悪化し一時入院したが、その後退院し入居先の老人ホームに戻っていたという。

 葬儀などを全て済ませてから店の公式ブログで死去が公表された。三井正登店長はスポニチの取材に「“生涯現役”と最後まで言っていたのが印象に残っています。ブログに掲載した写真は10年以上前に冗談半分で店のイベントとして生前葬を行った時に撮影されたものです。本人も非常に気に入っていたので使わせていただきました」と明かした。

 三井さんによると、米山さんは元々普通のサラリーマン生活を送っていたが、それまで胸の内に秘めていた「女性になりたい」という思いを叶えるために53歳で“脱サラ”して入店。日本テレビ「Dの嵐!」で「53歳新人おかまさん」として紹介されたのを機に人気店員になった。その後も「サンデー・ジャポン」「有吉ジャポン」「ナカイの窓」など人気バラエティー番組に出演しお茶の間でも活躍した。

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2021年6月30日のニュース