舛添要一氏 五輪期間中の終電延長に苦言「『8時に帰れ』という小池都知事の要請と真逆ではないのか」

[ 2021年7月1日 01:13 ]

舛添要一氏

 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(72)が1日までに自身のツイッターを更新し、東京五輪期間中の終電延長に苦言を呈した。

 JR東日本は30日、東京五輪の期間中に山手線や中央線快速など首都圏の21路線で、深夜に臨時列車を運行して終電を1~2時間ほど延長すると発表した。パラリンピック期間は通常ダイヤのままとする。首都圏の大手私鉄なども臨時列車を運行する。

 この発表に舛添氏は「夜間開催の五輪競技に対応するため、JRなどは鉄道を深夜、午前2時台まで運行するという。しかし、蔓延防止等重点措置どころか、緊急事態宣言再発令にもなりかねない状態で、都民には「8時に帰れ」という小池都知事の要請と真逆ではないのか」と、東京都の小池百合子知事(68)が6月4日の定例会見で発表した「8時にはみんな帰ろう」キャンペーンに対して苦言を呈した。また「無観客、観戦は自宅のテレビでとなれば、深夜運行は不要だ」と訴えた。

 小池都知事は6月4日の定例会見で新型コロナウイルス感染拡大防止策として「外出自粛の徹底」「テレワークの徹底」に改めて言及。続けて夜間の人流抑制を呼びかける啓発用ポスター「8時にはみんなかえる」を公開した。ポスターには「鳥獣戯画」風のカエルやウサギが描かれ、「職場からかえる」「お店からかえる」「寄り道せずかえる」「ウチで気分をかえる」の文字が。小池都知事は会見でカエルのフリップを手に、「“8時だよ、みんな帰ろう”これを徹底していく必要があると思います」などと話した。

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2021年6月30日のニュース