豊田真由子氏 東京五輪有観客による人の流れ「必ず感染している方はいる。それについてどうするのかを」

[ 2021年6月26日 12:44 ]

豊田真由子氏
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 元衆議院議員の豊田真由子氏(46)が26日、読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜前11・55)に出演。東京五輪の観客数上限が決定したことに私見を述べた。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、日本政府、東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)との5者協議を行い、観客数の上限を会場の収容定員の50%か1万人にすることで合意した。

 元厚生労働省の官僚でもある豊田氏は観客数について「純粋に公衆衛生と言うか、感染症対策の観点からどうですかと聞かれたら、それは少ない方がいいですよ。観客はいない方がいいんですよ」と断言。それでも「ただそこはいろいろ大人の事情で社会経済を回さないといけないというのもあるので、いろんなバランスを考えてああされたんだと思うんですね」と理解を示した。

 だが続けて「ただ、私凄く冷静なことを言えば、10万人の方が来たら、必ず感染している方はいるので。それについてどうするのかという事を、本当はみんなが納得するように(説明するべき)というか。つまり、『絶対に大丈夫です』と言ってたらみんな不信感を持つじゃないですか」と問題点を挙げた。また海外のメディアや自身が話した海外の専門家の意見として「みんな印象として欧米は(爆発的なコロナの感染拡大を)抑え込んできたのに、日本はちょっとなんだけど、抑え込めてなくて、緊急事態宣言とかやってる国がホストになっている。その状況をマネジメントできてないのに、そんなにいっぱい外から来て、来た人も持って帰って母国で拡散しちゃう可能性もあるわけですよね」と考えているとした。

 「スポーツですから、そのチームから1人出たら、みんな濃厚接触者になっちゃって、出場できないし。あと、対戦相手が対戦した後に金メダルを狙って来てましたって言っても、相手のせいで出れなくなっちゃうんですよ。いろんなことが生じることを込みで、それでもやるんだよという覚悟がやっぱり(必要)」だと強調した。

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