新庄剛志氏 阪神時代に味わった「一生忘れられない」球宴での屈辱「悲しい思いと、腹が立つ思いと」

[ 2021年6月26日 11:51 ]

新庄剛志氏
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 メッツ、阪神などで活躍した新庄剛志氏(49)が25日放送のフジテレビ系「人志松本の酒のツマミになる話」(金曜後9・58)に出演。プロ野球阪神時代に味わった一生忘れられない屈辱について語った。

 新庄氏は1989年に阪神入り。「17歳でプロ野球選手になって3年目でレギュラーを取って、いい感じに進んでたんです」と順調にプロの階段を登っていたが、「気合が入りすぎて、ちょっとケガしたんです。シーズン入ってもずっと(打率)2割3分台だったんです。今回、オールスターは出られないだろうなと思ってたら、(ファン投票で)オールスター選ばれたんですよ」と回顧した

 1997年のオールスター戦に、シーズン打率2割1分台ながらファン投票で選出された新庄氏。「その時に、セ・リーグの監督は長嶋さん。清原さんやら、イチローさんやらがいっぱいいて、1打席目でネクストバッターサークルから打席に行く時に、観客席からペットボトルを何百個も投げられたんですよ。外野のレフトスタンドにダンボールで『おい、コラボケ!新庄 そんな成績でオールスター出るなんて恥を知れ!』って書かれたんですよ。知らんやん!あんたたちや、選んだのは!」と、いわゆる“応援ボイコット”と言われる事件を振り返った。

 「300、400個ぐらい投げられた。それで、試合開始になって案の定、3球三振。どうしようって、悲しい思いと、腹が立つ思いと、先輩たちにも待たせて(申し訳ない)という思いで、しょんぼりしていた」と悔しさをにじませ、「いろいろホームラン打ったり、ヒーローになったりしてるんですけど、そのオールスターでの屈辱が一生忘れられない」と語った。

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2021年6月26日のニュース