片岡千之助が新型コロナ感染、現在は無症状 6月歌舞伎座公演を当面の間休演

[ 2021年5月29日 18:27 ]

歌舞伎俳優の片岡千之助
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 松竹は29日、若手歌舞伎俳優の片岡千之助(21)が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

 発表によると、千之助は6月興行に向けた定期的なPCR検査で陽性と判明。現在は無症状だが、「今後も健康状態の経過観察を行うとともに、保健所の判断に従い、随時、必要な対応をして参ります」としている。

 千之助は、東京・歌舞伎座で6月3日に初日を迎える「六月大歌舞伎」第2部の「桜姫東文章 下の巻」で吉田松若役で出演予定だった。松竹は「当該保健所による調査の結果、第二部『桜姫東文章』「下の巻」及び、歌舞伎座の舞台関係者内には濃厚接触者に該当するものはおりませんでした」とし、千之助は当面の間休演し、同舞台は「一部演出を変更して上演いたします」としている。また、同興行の第1部、第3部の公演については当初の予定通り上演する。

 千之助は女形の片岡孝太郎(53)の長男。祖父は片岡仁左衛門(77)で、「桜姫東文章 下の巻」でも共演予定だった。

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