瀧本美織 時代劇映画初挑戦で新境地 葛飾北斎の妻で優しさ、慈愛の雰囲気大切に演技

[ 2021年5月25日 05:30 ]

映画「HOKUSAI」に出演する瀧本美織
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 女優の瀧本美織(29)が時代劇映画に初挑戦した。28日公開の「HOKUSAI」(監督橋本一)で、主人公の葛飾北斎(柳楽優弥)の妻役を演じている。

 江戸後期の浮世絵師である北斎の謎に包まれた人生を題材とした作品。時代劇は昨年3月放送のフジテレビ「剣客商売 婚礼の夜」に出演したが撮影は今作の方が先で、舞台「狸御殿」以来3年ぶり。現場で感じたことを大事にしたかったといい、役を自分で固め過ぎずに撮影に参加。「その場に溶け込んで時代を生きている人を演じることができた」と満足げに振り返った。

 NHK連続テレビ小説「てっぱん」(2010年9月~11年4月)で、はつらつとしたヒロインを演じてから約10年。最近はフジテレビドラマ「知ってるワイフ」で、わがままな妻役を演じて話題になるなど演技の幅を広げている。

 今作で演じたのは、苦難の日々を送る夫を支える包容力ある妻。自身と「世話好きで人に何かをしてあげたい」という共通点がある役を「私が出演したシーンは、北斎にとって数少ない安らぎの場面。人生のオアシスのように感じてほしい」と優しさや慈愛の雰囲気を大切に演技。さらなる新しい一面を見せている。

 今作はコロナ禍で公開が1年延期され、ようやく観客の元へ届く。生涯かけて絵画を貫き通す北斎の姿に自身も刺激を受けたといい、「先の見えない不安の中でも自分を貫くことに意味や希望があるというメッセージが込められている作品。今だからこそ見てほしい」と呼び掛けた。(糸賀 日向子)

 ◇瀧本 美織(たきもと・みおり)1991年(平3)10月16日生まれ、鳥取県出身の29歳。小学生のころからアイドルユニットで活動しており、10年に女優デビュー。主な出演作はテレビ朝日「越路吹雪物語」「殴り愛、炎」。特技はバトントワリング、短距離走。1メートル61。血液型O。

 ▽「HOKUSAI」 「冨嶽三十六景」などで知られる江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎が主人公で青年期を柳楽優弥、老年期を田中泯が演じる。芸術家が抑圧される中で、絵に没頭し最期まで描き続けた姿を描く。ほとんど資料の残っていない青年期も資料を徹底的に調査し、残された事実をつなぎ合わせて生み出されたオリジナルストーリー。

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