吉川ひなの 毒親の搾取、洗わない育児 著書で半生を赤裸々告白

[ 2021年5月12日 05:30 ]

初の著書を手に笑顔の吉川ひなの 
Photo By 提供写真

 モデルの吉川ひなの(41)が初めて自身の半生を振り返った著書「わたしが幸せになるまで」(幻冬舎)を13日に発売する。“毒親”による搾取など初めて明かされる生い立ちから、ママ友いらない宣言、子供の体を一切洗わない育児法など、衝撃的ながら泣ける人生の指南書になっている。

 序章から驚きの展開。12歳でモデルデビューしてからの給料を両親に勝手に使われていたと告白。成人式の日も「父親が待ち伏せし、500円貯金箱まで持って行かれた」と詳細に明かしている。

 明るい天然キャラのイメージとは真逆の暗い過去。そんな彼女が「今、人生史上一番幸せ」と明言し、そこにたどり着くまでの道程を赤裸々に紹介。その内容も衝撃だ。

 2011年に結婚後、米ハワイに移住。9歳の長女と3歳の長男に実践しているのが「洗わない育児」。シャンプーもせっけんも歯磨き粉も使わず、風呂やシャワーもよほどのことがない限り使わない。「自宅出産」だった長男は沐浴(もくよく)もなし。体中についた胎脂をそのままにしたことで肌トラブル一度もなしの健康優良児という。ひなの自身も最長9カ月にわたる“シャンプーなし”を実践。最初の数週間は脂ぎって大変だったが、その後は大人でも心地よい状態に落ち着くとか。

 他にも、長男の生後9カ月で始めた「おむつなし育児」や「真っ裸で入る砂浴」を推奨。暑い日のビーチで最長4時間入り「体中がかゆくなり虫が這(は)っている感覚に襲われる」のが解毒のサインで、体中の毛穴から臭いガスが出始めるという。

 家族全員で肉食をやめるなど、すべて自分で実践した上で判断し、体得した“ひなの流”の幸せの指南書。「ママ友なんていらない」と宣言するワケも具体的で、ありのままに生きるため、確固たる信念と責任を持って生きている姿はかつての“不思議ちゃん”のイメージはない。全256ページ、7万文字以上のすべてを自分で書いた力作。スポニチ本紙の取材に「私が新たな一歩を踏み出した証です」と話している。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月12日のニュース