チャーリー浜さん 笑いに貪欲 芸人を“演じきった”人生

[ 2021年4月22日 05:30 ]

チャーリー浜さん(C)吉本興業
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 楽屋の入り時間が遅いと「早く来んかい!」と怒鳴り、通路に座員の荷物が置いてあると「邪魔や」と天井まで放り投げる。一見エキセントリックに見える行動で、若手にとっては怖い先輩だった。

 とにかく行儀作法に厳しかった。作家・花登筐さんが主宰する劇団「笑いの王国」で先輩だった花紀京さんについて吉本入り。当時の新喜劇はビックリするほどの縦社会だ。その中、芸人としての立ち居振る舞いを花紀さんの背中を見て覚え、実践してきたのだろう。

 一転、舞台上では「フィーリングや」と感性を重視していた。座長すっちーも「若手の頃、舞台袖で“今日もおまえなんかたくらんでるんやろ”と言われた。ちゃんと僕らのボケを見てくれてるんや思いました」と話していた。笑いに貪欲で、見た目のインパクトを含め新喜劇には欠かせない存在だった。

 急に大声で叱りつけたり、携帯電話の着メロに合わせて「ハイよ!」と合いの手を入れ続け、踊りながら延々電話に出ないなど、周囲には奇妙に見えた行動も“チャーリー”を演じていたからだろう。楽屋ばなしが尽きないのも周囲に愛されていたからこそ。取材にはいつも笑顔で応じていただいた。また昭和の香りがするベテランが旅立ち、本当に残念でならない。(文化社会部デスク・森 俊幸)

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