ムロツヨシ フジ連ドラ初主演!知らない街歩き「肝試し」地元の同級生に「なぜか謝罪」異例の6夜連続放送

[ 2021年3月28日 17:30 ]

「全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの」の主演を務めるムロツヨシ(C)フジテレビ
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 俳優のムロツヨシ(45)がフジテレビ「全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの」(28日スタート、深夜0・30~1・00)に主演する。ムロはフジの連ドラ初主演。清野とおる氏の同名漫画を実写化。足を踏み入れたことのない街を歩いた実体験を基にした“大人の街ぶら冒険”ストーリーで、異例の6夜連続放送となる。

 ある日、赤羽在住の漫画家セイノ(ムロ)は地図を見てハッとする。「自分の知らない街ばかりだ」と。知らない街にはどんな光景が広がり、どんな人がいて、どんな物語があるのか?それを知らないまま死んでしまうのは「なんか、嫌だー!」と自分とは縁もゆかりもない土地へ足を運び始める。

 2005年に映画化された「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる劇団「ヨーロッパ企画」とタッグ。劇団メンバーが上中里(東京)、国道(神奈川)、霞ヶ関(埼玉)、山田(東京)、久留里(千葉)の全5エピソードの脚本を担当し、キャストとしても参加。ムロが08~18年に上演してきた舞台「muro式.」に主宰の上田誠氏(41)、所属の永野宗典(43)本多力(41)が参加するなど気心の知れた仲。「muro式.」は今年4~5月には東京(よみうりランド)、大阪(鶴見緑地公園)、福岡(太宰府天満宮)の3都市で上演される。

 ムロは「清野とおるさんの他の作品を読んだことはあったのですが、この作品はまだだったので、お話を聞いて、すぐに読みました。知っている街を紹介するのはよくありますが、知らない街を歩いてみるというのは『面白いこと考えるなー』と。僕でよければやらせてください!と思いました」と快諾。

 「実は国道(横浜市)という街は、私の地元に近いところなんです。僕の通った高校の学区が一緒なので友達も多くて。それなのに、僕は生麦事件(1862年)のことを今回撮影するまでよく知らなかったんです。勉強不足だったなと思い、地元の高校の同級生のグループLINEに『申し訳なかった』となぜか謝罪のメッセージを入れてしまいましたよ」と今作との縁を明かした。

 「街を歩いているのはセイノという役ですので、あまり自分ぽくならないようにはしています。ただ、素のリアクションは僕を通ってしまうので、自分に近いところが出ていると思います。僕は知らない所に行くことを“肝試し”という言い方をしますが、原作を読むとセイノもそのように感じている部分があるので、そこは共通点と言えるのではないでしょうか。あとは、いつも僕が髪を切ってもらっている美容師さんと相談して、『原作の清野さんと主人公のセイノと、ムロちゃん(美容師さんのムロへの呼び方)をミックスした』この髪形に落ち着きました。地のムロから、セイノの髪形に寄せていったイメージです」と役作り。

 「街をぶらぶらとぶらつく“ドラマ”と言っていいのか、“作り物”です。清野さんが実際に歩いてみた場所や、街によっては今回新たに撮影した場所もあります。清野さんが通った道であるような、清野さんが作った世界でもあるような、そんな街ぶらの作り物です。その街を知る映像としても楽しんでいただければと思います」とアピールした。

 ▼清野とおる氏 行ったことすら忘れていた数々の街。描いたことすら忘れていた漫画。そんな、10年前に描いた僕の漫画が、この不可解なタイミングで、豪華すきる出演陣でドラマ化したその理由を、真面目に考えてみました。…全っっっっっ然わかりませんでした。まあとにかく、自由気ままに知らない街で知らない人たちと密に触れ合える、そんな日常が早く戻るといいですね。

 ▼同局編成部・安永英樹氏(企画・プロデュース)ちょっとシニカル、でもどこか愛おしい、この愛すべきムロツヨシさん演じるキャラクター“セイノ”が、用事がない限りおそらく絶っっっっっ対に訪れないであろう街の不思議な魅力を「暴き」出してくれます。毎週何曜日の夜、ではなくて…6日間“毎日連続ドラマ”というちょっと不思議なドラマをお楽しみいただければと思います。

 <放送日時>
 3月28日(日)24時30分~25時
 3月29日(月)24時25分~24時55分
 3月30日(火)25時05分~25時35分
 3月31日(水)24時35分~25時05分
 4月1日(木)24時35分~25時05分
 4月2日(金)25時05分~25時35分

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2021年3月28日のニュース