ムロツヨシは“理数系”初共演の高橋ひとみ驚き「スタッフの動作からイスの位置まで…」

[ 2021年3月28日 17:30 ]

ムロツヨシ主演「全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの」にゲスト出演する(上段左から)黒田福美、高杉亘、平泉成(下段左から)高橋ユウ、ビートきよし、高橋ひとみ(C)フジテレビ
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 俳優のムロツヨシ(45)が主演を務めるフジテレビ「全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの」(28日スタート、深夜0・30~1・00)に黒田福美(64)高杉亘(56)平泉成(76)高橋ユウ(30)ビートきよし(71)高橋ひとみ(59)がゲスト出演する。

 ムロはフジの連ドラ初主演。清野とおる氏の同名漫画を実写化。足を踏み入れたことのない街を歩いた実体験を基にした“大人の街ぶら冒険”ストーリーで、異例の6夜連続放送となる。

 ある日、赤羽在住の漫画家セイノ(ムロ)は地図を見てハッとする。「自分の知らない街ばかりだ」と。知らない街にはどんな光景が広がり、どんな人がいて、どんな物語があるのか?それを知らないまま死んでしまうのは「なんか、嫌だー!」と自分とは縁もゆかりもない土地へ足を運び始める。

 2005年に映画化された「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる劇団「ヨーロッパ企画」とタッグ。劇団メンバーが今作の上中里(東京)、国道(神奈川)、霞ヶ関(埼玉)、山田(東京)、久留里(千葉)の全5エピソードの脚本を担当し、キャストとしても参加。ムロが08~18年に上演してきた舞台「muro式.」に主宰の上田誠氏(41)、所属の永野宗典(43)本多力(41)が参加するなど気心の知れた仲。

 第1話は、上中里編。東京・赤羽在住の漫画家・セイノ(ムロ)は、ふと地図を見て「知らない街ばかりだな」と思い立ち、そこにある光景・人・物語を知らないまま死んでいくのは「なんか嫌だー!」と叫び、赤羽を飛び出し、程近い「上中里」へ。スナックなのか喫茶なのかよく分からないレトロな店で出会ったのが、クセの強い店主(黒田)。彼女に勧められたメニューに感激し、ついプライベートなことまで話し込んでしまうセイノだったが、慌てて店を飛び出すことに。住宅街には、何かの跡とおぼしきレンガの壁を発見し、ワクワクするも…。住人たちは口々に「何にもないところ」だというが、セイノは気になっていた食堂兼居酒屋へ。そこで常連客(高杉)らとご機嫌に歌うなど1日満喫してしまう…という展開。

 ▼黒田福美 生まれも育ちも東京なのに、行ったことのない街ってあるものですね。今回の上中里も初めて訪れましたが、近隣に名所がたくさんあってビックリ!駅前のスナック喫茶“サン”のおかみさん役をやらせていただきましたが、お店もご主人もとても魅力的。私たち撮影班を下町らしい人情でもてなしてくださいました。主演のムロツヨシさんとは初めてで、お会いするのを楽しみにしていましたが、さすが実力派。おかげさまで俳優としても楽しい仕事をさせていただきました。

 ▼高杉亘 第1話に定食屋さんの常連客で出演させていただきました。大好きな吉村(慶介)監督(共同テレビ)の下、久しぶりに歌も歌いましたが、酔っている設定なので…ねっ。本当はもっとうまいんですよ~(笑)。ムロ君とは約15年ぶりの共演なんですよね~。昔と変わらない人柄で、今回共演なさった方々は皆さん好印象持たれたと思います。イカン、またムロ君の好感度を上げてしまう…。知らない街をぶらぶら探検、ホッコリ気分で是非ご覧下され~。

 第2話は、国道編。セイノは時間が止まったかのような国道駅を堪能しながら街中へ。実はここが薩英戦争の引き金になった「生麦事件」の現場近くだったことを知る。地元の名士(平泉)が作ったという「生麦事件参考館」を訪れるも、真っ暗。どうやら停電らしい…が、その名士が登場し、シュールなダジャレと共に生麦事件を語りたがる。その後、セイノはラーメン店でなぜかナポリタンのメニューを見つけて実食、その味に感動する。夕方、レトロ感あふれる国道駅に戻ってきたセイノは駅前の焼き鳥店へ。常連客とおぼしきおねえさん(高橋ユウ)から「なぜこんなところに来たの?」と聞かれ“歴史好きの真面目な青年”を装おうとするセイノだったが…。

 ▼平泉成 撮影、面白かったねー。 実在する場所に凄い名士がいるもんですね。この企画は役者が芝居している風に映るのも微妙だと思いまして、ドラマなのか、ドラマじゃないのか分からないくらいの感覚で、役者なのか実際の人なのか分からないようなラインでできたら、と。撮影中は雨が降っちゃったから、アドリブもちょこっとありますよ。あと、ダジャレも楽しかったです(笑)。私自身も、散歩しながら知らないところに入っていくのが好きでしてね、このセイノと同じで。ドキュメンタリーのようなドラマです。面白いので、是非ご覧ください。

 ▼高橋ユウ 私は、セイノとお店で居合わせたおねえさん役で出演させていただきます。おねえさん役というのは今までもあったのですが、まさかの歴女。『歴史勉強しておけばよかったー!!』と強く思いました(笑)。お店の中の雰囲気と、ムロさんはじめ役者さんの皆さまの雰囲気がとてもリアルで、このまま一杯やっていきたいなと思っちゃうくらいに居心地がよかったです。こういうドラマ、見ちゃうんですよね。ポーッと見れて、それでいて心が温まるんだろうなぁと放送が楽しみです。

 第3話は、霞ヶ関編。駅前に立ち尽くすセイノ。国会議事堂のある霞ヶ関へ、と見せかけて「埼玉の霞ヶ関でした~」と自身にツッコミを入れる。北口のロータリーで見つけたのが、杖をついたよぼよぼのおじいちゃん(ビートきよし)。セイノは「おいしいお店とか名物はありますか?」と尋ねると、返ってきたおじいちゃんの答えにガッカリ。その後は、雰囲気のよさそうな団子店を見つけたり、子供たちが集まる公園でのんびりしたり、と霞ヶ関を堪能し始める。しかし、なぜかところどころでおじいちゃんの“幻”につきまとわれる。気を取り直し、南口を歩くと個性的な外壁の喫茶店にたどり着く。コーヒーを頼もうとしたセイノに、ママ(高橋ひとみ)が発したのは、なぜか「カニぞうすいがおいしいわよ」だった。なぜ喫茶店にぞうすい?セイノの街歩きは続く――。

 ▼ビートきよし 僕の役が、まさかここまでよぼよぼのじじいだとは思わなかったです(笑)。もともとコントをやっていたものだから、演じていても、いろいろ遊びたくなっちゃうんだよね。霞ヶ関の駅前で、牛歩するシーンがあったのだけど、スタッフが笑いをこらえ切れなかったようで。それを見ちゃうと、また遊びたくなっちゃう。もっと笑いを取りたくなっちゃうんだよね。でもドラマだから、我慢しましたよ。ムロさんは気さくな方だよねー。スタッフも若くなりましたね、現場の雰囲気もすごく良くて、和気あいあいで、楽しかったです。

 ▼高橋ひとみ 自分がこの喫茶店のママになった気分でやらせていただきました。本物のママに似た髪形も作っていただいて。今回の企画は、とにかく細部にわたってリアルです。セットとは違い実際に営業しているお店で、皆さんが協力してくださってね。お芝居しているという感覚がなかったので、見ている方も、気づいたら『なんだ、高橋さんがやっていたんだ』という感じかもしれません。ムロさんとは初共演だったのですが、緊張させない方ですね。あと、ムロさんは“理数系”だから見ているところが違うんですよ。スタッフの動作からイスの位置まで…頭がグルングルンと動いていて、すごく面白かったです!

 <放送日時>
 3月28日(日)24時30分~25時
 3月29日(月)24時25分~24時55分
 3月30日(火)25時05分~25時35分
 3月31日(水)24時35分~25時05分
 4月1日(木)24時35分~25時05分
 4月2日(金)25時05分~25時35分

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2021年3月28日のニュース