江川卓氏 “恩人”から同窓会参加オファーも苦笑のワケ「みんなは忘れてるけど…」

[ 2021年3月17日 12:24 ]

江川卓氏
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 元巨人エースで野球解説者の江川卓氏(65)が16日深夜放送のテレビ東京「チマタの噺」(火曜深夜0・12)に出演。大学1年の時に野球をやめることを考えたことを明かした。

 江川氏は、作新学院高3年時に春夏連続で甲子園に出場。法大などを経て、1978年ドラフト会議前日の「空白の1日」で巨人と契約。これが認められず、ドラフト1位指名の阪神と契約した上で79年1月に小林繁投手とのトレードで巨人に入団した。

 番組では、江川氏の気になる人として、法大時代の同級生で、同野球部の主将も務めた金光興二氏がリモート取材に応じた。

 金光氏が気になる理由を「10年ぐらいは会っていない」とした江川氏。「(1年の時に)すごくきつくて。1回みんなで(野球部を)やめようって喫茶店に集まったんですよ。その時やめてたら野球やってないんですけど…金光が止めたんです。『もうちょっと頑張ろう』って。全員がやめようって言ったんですけど、金光が頑張ろうって言ったから(そのあとも頑張れた)」とエピソードを明かした。

 金光氏もその大学1年の“脱走未遂事件”を懐かしみつつ「江川というのは僕らにとっては特別な存在」と力説。同窓会にあまり参加しない江川氏に参加を呼びかけた。

 江川氏は「最初に1回行きましたよ」としながらも「うーん、気を遣うの。いろいろあったから、すごい大きい出来事があったから。みんなは忘れてるけど、本人は忘れない。本人は覚えてる」と苦笑するばかりだった。

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2021年3月17日のニュース