ほんこん 34年前に突然姿を消した元相方…コンビ解散の真相語り「その過去が肥やしに、感謝している」

[ 2021年3月17日 22:16 ]

お笑いタレント・ほんこん
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 お笑いコンビ「130R」ほんこん(57)が17日放送のテレビ朝日「あいつ今何してる?SP」(後6・45)にVTR出演。34年前、突如として姿を消し、芸人を引退した元相方への思いを語った。

 ほんこんは吉本総合芸能学院に通っていた時代、同期だった松本秀文氏とお笑いコンビ「ホンコン・マカオ」を結成し活動。大阪・心斎橋筋2丁目劇場のオーディションで1位に、お笑い番組でMVPを獲得するなど、将来を期待されていたという。しかしテレビや劇場への出番が増え始めたころ、突然解散することになった。

 ほんこんは解散について「一方的」だったとし、「ゴールデンウイークに大阪のローカルの番組で、ネタで出ることになって。自分らが若手で選んでもらって。そしたらその前に(松本氏が)飛んでしまった」と話した。

 相方の出演キャンセル。原因が分からず途方に暮れていたほんこんは、同期の「リットン調査団」藤原光博(58)づてに、松本氏が「辞めたい」との意向を持っていることを知った。34年前の出来事。ほどなくして解散した。

 その後、松本氏とは「1回電話でしゃべった」と、ほんこん。「どうしてもアカンのか?って言ったら『アカン』って」と振り返り、「辞める時もちゃんと正面切って言ってくれてた方が…」と無念の思いも吐露した。

 それでも「過去は過去だから」と受け入れている。「お互いが未来にそういうことをしない。わだかまりを作らないような関係を作っていったら、その過去が肥やしになる」とコメントし、「ある意味今の僕があるというのは感謝している」と、しみじみ。

 一方、番組の取材を受けた松本氏は芸人引退について、「1番は売れる自信がなかった、自分の志の低さ」としたうえで、「結婚も考えていた。売れてきたところでのあれだったので、ほんこんさんに迷惑をかけたって非常に思いますね」と申し訳なさそうに話した。

 引退後は就職し、現在は会社社長に。ほんこんが自らに「感謝している」と語ったVTRを見た松本氏は、「そういう風に思ってくれるだけありがたい。感謝の気持ちでいっぱいですよ。逆に130Rで組んで売れたから嬉しい。同じ釜の飯を食った仲、本当に嬉しい」と喜んでいた。

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2021年3月17日のニュース