佐藤健、神木隆之介、ワンオク アミューズから来月独立、サポートは今後も継続

[ 2021年3月17日 05:30 ]

映画「バクマン。」でダブル主演を務めた神木隆之介(左)と佐藤健。今月末で所属事務所を退社し独立する
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 俳優の佐藤健(31)と神木隆之介(27)、ロックバンド「ONE OK ROCK」が、所属事務所「アミューズ」を今月末に退社することが16日、発表された。事務所側とトラブルはなく、同社は「新たなチャレンジをするため」と説明。それぞれ4月から独立して活動する。

 佐藤と神木は“育ての親”の独立に伴う退社。2人のマネジメントを長く担当してきた同社の千葉伸大取締役が3月末に退任することが決定。新たに立ち上げる新会社「Co―LaVo(こらぼ)」の代表に就き、2人はここに移籍する。

 アミューズにとっては看板俳優2人が抜ける形となる。関係者は「トラブルが理由の移籍ではない。千葉氏との強い信頼関係があるから移籍を決めた」と強調。新会社にはアミューズが出資し、今後も2人の活動をサポートするという。

 佐藤は16日にオンラインで行ったバースデーイベントで、ファンに「アミューズを卒業します」と報告した。独立に関して1、2年前から会社と相談していたと明かした。

 今後の目標は、出演作の世界進出。日本での韓国ドラマ人気に触れながら「自分たちの作品をもっと世界中の人に見てもらいたい」と野望を明かした。「面白いモノを作りたい。俳優は受け身の仕事だけど、人任せにしないで積極的に動いて作っていけたら」と意気込みを語った。

 関係者によれば、佐藤は俳優業のほかにも、アパレルやアプリなどさまざまな事業に参加。関係者は「より柔軟に仕事ができる体制となる」とした。

 佐藤は06年、神木は05年から同社に所属し、映画やドラマの主演を務めるトップクラスの俳優に成長した。2人も10年以上前からの親友。ダブル主演した映画「バクマン。」や佐藤主演の映画「るろうに剣心」シリーズで共演したほか、プライベートでも仲が良い。

 ツイッターで退社を報告した神木は「仲間たちとともに(中略)みなさんがもっと楽しいなと思っていただけるような挑戦をしていきたい」とし、「僕とみなさんとの関係性は全く変わりません!安心してください!いつも通りです!」とつづった。

 ワンオクの4人は個人事務所「10969(ワンオーナインシックスナイン)」を立ち上げる。アミューズの担当マネジャーも同社に移り、今後もサポートしていく。

 退社の理由について、アミューズは「海外での活動に重心をかけ、その動きを加速させていくため」と説明。4人は5年ほど前から将来的な独立を考えて活動しており、「海外でのCD販売は日本の所属レコード会社ではなく、自分たちで決めていた」(関係者)という。

 ワンオクは森進一(73)、森昌子さん(62)の長男であるボーカルTaka(32)の圧倒的な歌唱力を武器に、若者の支持を得ている。海外公演は12年から行っており、17~18年のツアーでは北米、南米、欧州を回るなど本格的に世界進出。日本を含め計105公演を行ったが、半分以上が海外で、今後もその志向をより強く打ち出していく。

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2021年3月17日のニュース