ワクチン接種で職員に副反応…富山労災病院の院長が中居正広と生電話、「2時間ぐらいで回復」と明かす

[ 2021年2月20日 17:47 ]

中居正広
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 富山労災病院(富山県魚津市)の平野典和院長が20日、タレントの中居正広(48)が番組MCを務めるテレビ朝日「中居正広のニュースな会」(土曜正午)に電話で生出演。同病院で新型コロナワクチン接種を受けた職員にじんましんの副反応が出たことを明かした。17日から医療従事者への先行接種が始まった新型コロナワクチンで副反応が疑われる事例が確認されたのは初めて。

 番組で中居から実際に接種した感想を聞かれた平野院長は「私自身はきのうは特に痛くもなかったんですが、今朝ちょっと痛いですね。注射した場所が」とまずはコメントし「ただ私は50肩がございましてですね。そちらの方が余程痛いですね」と付け加えた。そして「職員の中に、いわゆるアナフィラキシーという状態ではなくて、じんましんが出た人がいます」と報告。「それも2時間ぐらいで回復しております」と続けた。同病院では、病院内に特設会場を作り、衝立(ついたて)で区切った上、万が一に備えてストレッチャーやアナフィラキシーショックに備える救急キットも準備。2組同時進行できるように受付、予診、診察、注射を2列でできるようにしたそうで、平野院長を含む48人が1時間弱で接種を完了したという。また、「あらかじめこっちで教えてもらった情報では激しい運動はちょっと控えた方がいいようですね」と平野院長。「お風呂は特に構わないということで、私はきのうお風呂に入りました」とも話した。

 新型コロナワクチン接種を巡っては、首相官邸の新型コロナワクチン情報に関する公式ツイッターで20日に「昨日、富山労災病院において新型コロナワクチンの接種が開始され、副反応の疑いのあるじんましんの発生について一報がありました」と発表。「厚生労働省においては、引き続き副反応疑い事例の収集に努めるとともに、接種後15分以上は接種会場において様子を見るなどの安全対策の周知に努めてまいります」としている。

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