【来週のおちょやん】第11週 縁談が持ち上がるみつえのために奔走する千代 一平の台本に千之助が…

[ 2021年2月13日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第11週は「親は子の幸せを願うもんやろ?」。岡安・一平の部屋にて。一平(成田凌)にあることを言う千代(杉咲花・左)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は15日から第11週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(49)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第11週(2月15日~2月19日)は「親は子の幸せを願うもんやろ?」。

 鶴亀家庭劇の初興行は大盛況のうちに幕を閉じ、次の公演は1カ月後と決まった。一平(成田凌)は、以前却下された台本を書き直し、千之助(星田英利)に次の興行はこれをやりたいと伝える。それは、「母に捧ぐる記」という題名で、母の無償の愛を描いた台本だった。その頃、シズ(篠原涼子)のひとり娘、みつえ(東野絢香)に縁談話が持ち上がる。千代(杉咲)は、みつえはきっと一平のことを好きに違いないと思い込み、一平にみつえのことを振ってあげるように働きかける。しかし、意外なことに、みつえが好きなのは福助(井上拓哉)だった。しかも、すでに二人はつきあっているという。ただ、大きな問題は二人の母親であるシズと菊(いしのようこ)が犬猿の仲であるということだった。千代は今度こそ、なんとか二人の仲を認めさせようと働きかけるが、シズと菊は絶対に認めようとしない。シズと菊の仲の悪さは、先代からの因縁もあり、非常に根の深いものだった。みつえと福助の二人は絶望し、かけおちしようとしていた。一方、鶴亀家庭劇の公演が近づき、稽古が始まったが、一平の書いた「母に捧ぐる記」は、千之助に大幅に書き直されてしまい、題名も「マットン婆さん」という全く違うものに変えられてしまう。しかも、主役のお婆さん役は、またしても千之助がやるという。公演までもう時間がないため、一平は悔しさをこらえ、受け入れることにする。

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