キンコン西野、“三日天下” 怒りの吉本27日に契約終了決めていた

[ 2021年2月1日 05:30 ]

映画「えんとつ町のプペル」をファンと一緒に観賞するため大阪を訪れたキングコング・西野
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 先月30日付で吉本興業とマネジメント契約を終了したお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(40)について「ダウンタウン」松本人志(57)が、31日放送のフジテレビ「ワイドナショー」で言及した。「西野に関しては率直に言って寂しい」としつつ「円満にって言ってるけど、円満がこんな急にバタバタ辞めるわけがない」と、西野が主張する「円満退社」に疑問を呈した。スポニチ本紙の取材で西野の退社を巡っては、自身のツイッターでの吉本批判に加え、オンラインサロン会員に配信したメッセージにマネジャーや会社への不満が書かれており、その内容に事実誤認があったことから吉本側が契約終了を決断したことが分かっている。

 西野はこの日、自らが製作総指揮・脚本・原作を担当したアニメ映画「えんとつ町のプペル」観賞会のため訪れた大阪市内で取材に対応。サロンのメッセージが退社に影響したことを否定し「けんかしているわけではない。吉本が好き、芸人が好き、社員も好き」と、改めて円満であることを強調したが、ツイッターでの“会社ガン詰め発言”を考えると空々しさは否めない。

 さらに吉本との温度差がうかがえる、契約終了に至るまでの新たな経緯も判明した。西野が先月27日にツイッターで「退社する可能性も含めて、吉本興業と慎重に話し合いを進めています」と書き込んだその日のうちに、吉本側が契約終了の意向を固めたとみられることが分かった。関係者によると「西野さんが対応の改善など契約継続への条件を伝えたところ、社内で協議し、すぐに結論を出したようです」という。

 吉本側は30日に滞在先の北海道から帰京した西野に契約終了を通告。テレビ局幹部は「吉本が不祥事以外で芸人との契約を解消することはまずない。契約終了とはいえ、即断したのはよほどの不義理があったのだろう」と話す。事情を知るイベント関係者は「吉本から契約終了を突きつけられることはないと高をくくっていたのでは。自ら退社をちらつかせることで優位に立つなんて思い上がっていたようにも見える。天下人にでもなったつもりだったんですかね」と指摘。しかし、ふたを開ければ吉本側の“大返し”を受けた格好。事態を手のひらで転がしていたつもりの西野は“三日天下”となったが、今後の奮起に期待したい。

 ≪交際女性「いる」も結婚の予定はなし≫西野はプライベートについても言及。取材中、最近の生活の話題になると「いい感じの女の子はいる」と交際中の女性がいることを明かした。結婚の予定については「それはない」と苦笑い。独身貴族継続を宣言した。

 ≪相方とYouTubeチャンネル出演、梶原「ちょっとワクワク」≫西野はこの日夜、相方梶原雄太(40)とYouTubeチャンネル「毎週キングコング」に出演した。1月30日に収録し、コンビの今後などについて語り合った。相方が吉本所属ではなくなった梶原は「新しい形。ちょっとワクワクしている」と心境を語った。2人は、同チャンネルの今後の運営方法や、いまある宣材写真をどうするかなど疑問点を挙げ「これから(吉本と)細かい話し合いが必要になってくるだろう」と語った。

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