松井珠理奈 SKE卒業シングル3日発売「今後は世界で活躍できる人になりたい」

[ 2021年2月1日 05:30 ]

スポニチ本紙のインタビューで卒業後の展望を語ったSKE48の松井珠理奈(撮影・安田健二)
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 SKE48のエースで、卒業を発表している松井珠理奈(23)がスポニチ本紙の単独インタビューに応じ「2021年は世界に向けて発信するための準備期間にしたい」と卒業後の展望を語った。

 3日発売の新曲「恋落ちフラグ」が卒業シングル。別れの湿っぽさを感じさせない明るく元気な恋愛ソングだ。松井の希望でメンバー全68人が参加。ミュージックビデオ(MV)にも全員が出演した。シングルの表題曲でメンバー総出演はグループで初めて。松井は「メンバー全員で一緒に歌って踊ることで、後輩たちに背中を見せたいと思った」と最後の1期生としてセンターを務めた思いを口にした。

 新型コロナウイルス禍で昨年9月に予定されていた卒業コンサートは延期された。まだ代替日程も見通せない。それでも「今後はもっと幅を広げて、世界で活躍できる人になりたい」と、個人のYouTubeチャンネルを開設するなど次のステップに向けて着実に準備を進めている。

 世界への意識を強くしたのは半年ほど前。約27万人にフォローされているインスタグラムのアカウントを分析した時だ。「実はフォロワーの半数がタイとインドネシアの方だったんです。両国とも姉妹グループが活躍しているとはいえ、めっちゃびっくりしました」と目を丸くする。それと同時に「コロナが落ち着いたら、会いに行って歌とダンスを届けたいという気持ちが芽生えた」という。

 97年生まれで3月に24歳となる年女の松井には「いつか絶対に会ってみたい人」がいる。同じく年男で愛知の生んだスーパースター、イチロー氏(47)だ。実は隣町の出身。「世界で長く活躍されたプロフェッショナルとして、どうやって自分の信念を貫いたのか話を聞いてみたい」。目標の一つは海外でのソロライブ開催。夢をかなえるために一歩ずつ階段を駆け上がる。(安田 健二)

 ≪「神曲」衣装着用≫松井は「恋落ちフラグ」の撮影秘話も明かした。MVの中でファンから「神曲」と称されるダンスナンバー「Escape」(13年発表)の衣装も着用。当時着ていた衣装は、松井に憧れて加入した福士奈央(21)に譲り、自身は大矢真那(30=17年卒業)の衣装を着て臨んだ。「当時でもズボンがパツパツだったので(福士が)入るかどうか心配だったんだけど、“無理やりにでもはきます”って喜んでくれてうれしかった」と笑顔を見せた。

 ◆松井 珠理奈(まつい・じゅりな)1997年(平9)3月8日生まれ、愛知県出身の23歳。2008年7月にSKE48の1期生オーディションに合格。同年10月発売のAKB48のシングル「大声ダイヤモンド」で前田敦子とダブルセンター。13年12月発売のAKBのシングル「鈴懸なんちゃら」で単独センターに。18年には選抜総選挙で1位を獲得。1メートル63、血液型B。

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