【豊臣兄弟 大河絵(豊臣兄弟絵)】第17話 映画のような衝撃作…市の血染め介錯 儚く散った長政の野望

[ 2026年5月10日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」大河絵・第17話 映画のような衝撃作…市の血染め介錯 儚く散った長政の野望
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 俳優の仲野太賀(33)が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は10日に第18話「羽柴兄弟!」が放送される。前週は、冒頭から最後まで通常と違う演出で視聴者を引き付けた異例回。衝撃の長政と市の別れを石井さん描いた。

 前回の第17話は「小谷落城」。武田信玄(髙嶋政伸)が対織田の兵を挙げて遠江へ侵攻、三方ヶ原で迎え撃った家康(松下洸平)は大敗する。義昭(尾上右近)も京で挙兵し、信長(小栗旬)は絶体絶命と思われたが、なぜか急に武田軍が撤退。後ろ盾をなくした義昭は…。危機を脱した信長は浅井・朝倉攻めを再開、進退極まった長政(中島歩)は小谷城に籠城する。小一郎(仲野太賀)と藤吉郎(池松壮亮)は、何とか市(宮崎あおい)らを救い出そうとするが…という展開だった。

 衝撃のラストシーンだった。燃え盛る小谷城で独り腹を斬り苦しみもだえる長政の元に市が刀を持って現れ「すぐに楽にして差し上げまする。わたくしは変わりませぬ。いつまでも、あなた様をお慕いしております。御免」と涙を流し刀を振り抜いた。最愛の夫を介錯し返り血で顔を赤く染めた市。そして真っ黒な画面から映画のエンドロールのようなラストで幕を閉じた。

 市が長政を介錯という新解釈に放送後は騒然。その後1週間にわたって賛否を呼ぶなど大きな反響を呼んだ。

 今作の序盤のヤマ場となる“長政&お市の回”。市を愛し、その兄で戦乱の世で輝きを放つ兄・信長を慕いながらも、武将として「天下が欲しい」と野望を隠し持った長政は「わしはずっと胸が高鳴っておった。織田信長と戦い、あと一歩というところまで追い詰めたことを、わしは誇りにしておる」と最後の最後に心の奥底にあった思いを打ち明けた。

 そして、市を思う小一郎の説得に、長政が提案したのは1対2の相撲勝負だった。それは、かなわなかった信長との再戦。小一郎は「わしらが勝ったら、無様でも生きてもらいますぞ」。長政が組み合うと、兄弟は信長の姿に。そして、2人まとめて投げ飛ばした。

 「勝った…わしは勝ったんじゃ!ざまあみろ、信長」

 天を仰ぐ長政の表情と、愛した夫の首に刀を振り下ろし返り血を浴びた市の表情が、忘れられない――。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり5年目。

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