【来週のおちょやん】第7週 小暮に仮の恋人役を頼んだ千代 自分の恋心に気がつくことに…

[ 2021年1月16日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第7週は「好きになれてよかった」。左から、竹井千代(杉咲花)、小暮真治(若葉竜也)。鶴亀撮影所・休憩場所にて。小暮に励まされる千代(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は18日から第7週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(49)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第7週(1月18日~1月22日)は「好きになれてよかった」。

 鶴亀撮影所で映画女優の卵として、再スタートした千代(杉咲)だったが、大部屋の女優たちから嫌がらせをされ、居場所もない日々を過ごしていた。そんな千代を親切に見守ってくれていたのが、助監督の小暮(若葉竜也)だった。小暮は千代に撮影所の仕組みや振る舞い方などを教え、失敗ばかりの千代を励ましてくれた。そんなとき、千代は撮影所で高城百合子(井川遥)と再会する。百合子は撮影所のスター女優として活躍していたが、千代のことは全く覚えていなかった。ある日、千代はエキストラの通行人の役を当てられる。それは、恋する若者という設定だったにもかかわらず、千代の芝居は全くそのように見えない。千代には恋人がどういうものか、わからなかったのだ。そのため、千代は監督に罵倒され、役を降ろされてしまう。誰かのことを好きになったことがなかった千代は、考えた末に、小暮に仮の恋人役をしてもらえないかと頼む。しかし、なぜかその場に天海一平(成田凌)が現れる。その頃、一平もまた撮影所で脚本家の修業をしていたのだった。千代は小暮と一緒の時間を過ごす中で、本当に小暮のことが好きになってしまう。そんなとき、百合子が相手役の俳優と一緒に失踪するという事件が起こる。

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