片山善博氏 菅首相のコロナ“緊急会見”に「これまでに特措法の問題点を整理して必要な改正をするとか」

[ 2020年11月13日 13:11 ]

 元鳥取県知事の片山善博氏が13日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。菅首相が同日に新型コロナウイルス感染者数が12日に国内で過去最多を記録したことを踏まえて急きょ行った会見についてコメントした。

 片山氏は「第1波の時から、都道府県単位でそれぞれの条例をつくって独自の自粛要請ができるようにしたらどうですか、って議論ありましたよね。一方で国は特措法に問題があり使い勝手が悪いので落ち着いたら検討しましょうと言っていましたが、国も自治体もどっちも何もしていない」と指摘。

 そして「第1波の時に心配していたのと同じような状況が今に持ち越されている。本当はこれまでに特措法の問題点を整理して必要な改正をするとか、自治体の方も全部じゃなくていいですから要所要所の都道府県で独自の条例をつくって臨機応変に対応できるようにするってことをやっておいたらよかったのになあと思う」と自身の考えを述べた。

 首相は会見で「自治体と緊密に連携しながら最大限の警戒感を持って自治体の感染状況に応じた対策をしっかりと実施するよう指示した」とし、緊急事態宣言やGo To キャンペーンの見直しについて「専門家も現時点においてそのような状況にないという認識を示していることは承知している」と慎重な姿勢を見せた。そして「政府としては感染が拡大している地域において大規模、集中的な検査やクラスター対策の専門家の派遣、保健師の広域的な派遣調整など自治体の感染拡大防止に向けた取り組みを支援している」と述べ、「新型コロナウイルス分科会が提言した飲食を伴う懇親会やマスクを外しての会話など感染リスクが高まる5つの場面を踏まえて今一度基本的な感染防止対策に努めてもらいたい」と呼びかけた。

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2020年11月13日のニュース